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内容説明
三谷亘はゲームが好きな小学5年生。幽霊が出るとウワサされるビルに忍び込んだ亘は、光を放つ謎の扉を目撃する。扉の向こうは見知らぬ異世界“幻界”だった。幻界への扉を通った人間は女神にひとつだけ願いを叶えてもらうことができる。自らの運命を変えたいと強く願った亘は、平穏な日常を取り戻すために、冒険の旅に出るのだった…。勇気と感動をもたらすファンタジー超大作。宮部みゆき、スニーカー文庫に初登場。
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞、92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を、99年には『理由』で直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とり
4
再読。映画化の時に夢中になって読んだのを思い出しました。一巻はまだ"幻界"に旅立つ前の現実世界での話で、とても内容が重く読むのがつらかったです。お父さんが言う言葉が本当に辛すぎる。お母さんが壊れていくのも亘が壊れていくのも、どっちも見ていて痛かった…。それにしてもスニーカー文庫だと一巻まるまる現実世界で暗いな。2011/08/20
kyonkyon
2
展開がゆっくりで、なかなか読み進められなかったな。1巻の最後でようやく、異世界への入り口に立ったところ。残り3巻、読みきれるかな...。それにしても、亘の両親って酷すぎない?この愛憎劇を子どもに読ませていいものだろうか?2017/02/16
藤井
2
まだ1巻だけどちょっと泣けるシーンもあった。だってお父さん…。まさかこんな重い思いを抱えたお話とは思ってなかった。2009/08/22
てつ
1
何が現実で何が幻かわからない世界。1巻は、主人公、亘の家庭が壊れていくストーリー。最悪な父親だな。2021/03/08
すみきち。
1
【★★★★☆】再読。当時映画にハマり夢中になって読んだのが懐かしい。一番の驚きは映画では詳しく描かれなかった家族の問題。重く、苦しく、生々しい。読んでいて辛いのですが、この問題があっての亘の成長なので、とても大事な場面で、映画とはまた違った亘の心模様にぎゅっと胸が締め付けられます。お父さん、複雑な問題だからこそ、もうちょっと家族で向き合った方が良いのでは…。相手の人が登場する度に、目を反らして逃げてる感が大きくなってモヤモヤする。家族の崩壊、これほど辛い事はない…。カッちゃんとルゥ叔父さんが救い。2017/05/04
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