内容説明
平凡な高校生、ピーター・パーカーは、ある日遺伝子操作されたクモに噛まれたことから、スパイダーマンとしての超人的な能力を手に入れる。指先だけで壁をよじ登り、クモ糸を使いビルからビルへと飛び移る…。そのあまりにも強大な力に戸惑うピーターだが、やがて世界の平和が彼の力にかかっているという事実に直面する。彼は殺人鬼グリーン・ゴブリンとの対決を決意するが―。アメコミ史上最も愛されたヒーローを完全映像化した『スパイダーマン』の小説版登場。
著者等紹介
デイヴィッド，ピーター［デイヴィッド，ピーター］［Ｄａｖｉｄ，Ｐｅｔｅｒ］
１９５６年生まれ。コミックス、小説、映像と、さまざまな分野で活躍する人気ライター
富永和子［トミナガカズコ］
東京都生まれ。独協大学外国語学部英語学科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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5
**ネタバレ･映画小説**ご存じ映画『スパイダーマン』のノベライズ｡アクション性優先の構成の為､映画では省略されてしまった､各登場人物の葛藤､迷い､後悔が不足なく描かれています――個人的に､この作品は他の映画では類を見ない程､悲劇的な結末を迎えるだろうと思っています｡彼は指先だけでビルをよじ登り､クモ糸を使いビルからビルへと飛び移る・・・｡その余りの力に彼自身が戸惑いを隠せない｡私は原作のアメコミは存じませんが､彼の体に起きた変化は間違いなく"遺伝子操作"です｡彼の肉体的な異変がこれで終わるとは思えない｡2012/09/02
なん
2
映画のノベライズ作品にありがちですが、登場人物のスペックや描写が映画版より掘り下げられており、視聴済みでもより楽しめる。大いなる力に伴う責任と有名税を負い、愛も友情をも乗り越え孤独に戦う男、スパイダーマッ！2024/02/25
うめ
1
映画版は観ているので物語の大筋は知っています。ただ映画の展開をなぞっていくだけでなく、スパイダーマンとグリーンゴブリンの誕生や与えられた力との向き合い方を対比できる構成や、映画でははっきりと言葉にされていなかったピーター、オズボーン父子、MJといった登場人物の心情も細かく描かれていたので読みごたえがありました。面白かったです。2021/03/07
瀧本往人
0
きわめて教育的配慮のある、きわめて「米国」的な、物語。ただ、話自体はよくできているし、何と言ってもニューヨークの街中（空中を含む）を自由に駆け回る映像は、とても爽快感がある。「娯楽」としては楽しめたが、「放射能」の扱いはぞんざいであった。 続き → http://ameblo.jp/ohjing/entry-11532478903.html2013/05/21
とっと
0
映画そのまま。あったから読んだだけ。2012/02/26
