内容説明
遙かな未来、地球は砂漠に覆われ、かつては繁栄を誇った幾多の都市も廃墟と化し、ただひとつダイアスパーだけが最後の都市としてほそぼそと生き延びていた。このダイアスパーで7000年ぶりに生まれた子供アルヴィンは、変化のない生活に飽きたらず、外の世界を探険すべく旅立つが…巨匠クラークの名作『銀河帝国の崩壊』を第1部とし、ハードSFの第一人者ベンフォードが第2部を新たに書き加えた、壮大なる未来叙事詩。
著者等紹介
山高昭[ヤマタカアキラ]
1927年生、1992年没、1952年東京大学理学部化学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
30
*スペースオペラ*遙かな未来…地球は砂漠に覆われ、かつては繁栄を誇った幾多の都市も廃墟と化した。最後の都市ダイアスパーを残して…。超長寿命を獲得した人類…、精神の幼い子供が不要な社会…、変化を拒絶した彼らに未来はあるのか!?(紹介文・他より)――おおぅ…!SFの巨匠、アーサー・C・クラークが第一部を描き…、別の著者、グレゴリイ・ベンフォードが第二部を継いだ…と、いう面白い構成だが…。 ⇒続き2013/12/28
今江@神奈川
3
正直「銀河帝国の崩壊」の続編じゃなくても良いのではと思う。植物が重要な位置を占めるという世界観的には「地球の長い午後」の続編の方がしっくりするかも。2012/02/13
佐藤司
2
面白いのは、クラークの第一部だけ。ベンフォードの第二部は正に蛇足。せっかくクラークが想像の余地たっぷりにまとめた世界を勝手に矮小化しても良いものにはならないよ。第一部は、銀河帝国の崩壊がさらに短く美しくまとまっているのでこれだけでも十分価値はあるけど。あと、第二部はちょっと訳もアレかも。第一部と雰囲気合わせるためかもしれないけど無理に日本語化しようとしているように感じる。もっとカタカナ訳使った方が読みやすいんじゃないかな?2012/08/28
higurasias
2
クラークの部分は懐かしく読み終えた。何度も読んだからね。だけど、ベンフォードの部分は手品の種が超つまらないことを見せつけられているような、なんとも言えない後味の悪いガッカリ感があった。
鐵太郎
1
第二部でベンフォードは、人類の到達点のみならず、人類という種が作り上げた遺産と宇宙生命との衝突に舞台を広げます。クラークが一部で描写したものを大きく拡大した世界と生物群。闘争。最後に残るのは誰か。 ここで物語が矮小化してしまった、と思うのは、ぼくだけなのだろうか? http://homepage2.nifty.com/Tetsutaro/Writer/C/C052.html2005/10/28
-
- 和書
- 日本全国お魚事典