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内容説明
騎士ラミ・シーカヴィルタと神子エイネ・カタイスト。幼馴染みの二人は、滅びゆく世界を救うための旅に出た。歴代の神子にのみ完遂することが出来ると言われる救星のための試練―「十の天命」。数百年かけて未だ六つしか達成されていないそれを、残り全て二人で成し遂げると息巻いて。しかし、神子の旅は、「命を犠牲にして天命を一つ達成する」という二人にとって最悪の結末だと遙か昔から決まっている。それでも、二人は、二人ならば運命にあらがえると信じていた。
著者等紹介
涼暮皐[スズクレコウ]
作家。新潟県生まれ、埼玉育ち(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
歴代の神子にのみ完遂することが出来ると言われる救星のための試練「十の天命」。幼馴染みの騎士ラミと神子エイネが滅びゆく世界を救うための旅に出る物語。神子として選ばれたエイネと彼女に並び立つために十三騎士まで登りつめたラミ。数百年かけて未だ六つしか達成されていない十の天命を残り全て二人で成し遂げるため、二人はお互いさえいれば何もいらなくて、一緒にいれば運命に抗えると信じていて。けれどそれは神子の命を犠牲にすることでしかなくて、突きつけられる残酷な事実に精一杯立ち向かった二人の結末には切ない気持ちになりました。2019/02/15
りるぷん
9
2冊同時刊行の作品。上下巻みたいな分類なのかな?幼馴染の2人が天命に従い世界を救う物語とざっくり読み始めはFF10系の系譜かな?なんで思って読み進めていきましたが、終盤からいつものようにスパートしていきそうくるか〜と涼暮先生らしい話のもってき方流石ですね。発売前にツイートされた某映画タイトルっぽく故人ヒロインは2度死ぬでしたっけ?もう嫌な予感しかしません(褒め言葉 笑 残されたラミこれからどうなるのか?エイネとの再会はあるのか?妹アウリは物語とに絡むのか?次が気になります。続けて読み進めようと思います 2019/03/11
HANA
8
こちらを先に。幼馴染の2人が特別な地位になるべく努力した上での旅での出来事。2人のキャラクターが良いので読みやすく終わりの雰囲気も良かった。面白い。2019/05/08
ツバサ
7
姉妹冊の暗い方。いかにバットエンドに向かうかで、よく描写されていて、物語的にもう片方より濃厚な物語になっている。いわゆる、過去編。2019/03/13
椎名
3
こちらを先に読了。面白かったが、もう一冊を読んでから改めてこちらのことを考えたときの感想が今から楽しみ。どう印象が変わるのか。2019/06/06