感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっぴー
27
シリーズ三作目、ここでとうとう落第か…?と思いきや、ナイス伏線!!警察に届いた「男がバルコニーにいる」と、何の意味もない老女からの電話が少女殺人事件に繋がっていくーー少々だれてきた絶妙のタイミングでの伏線回収、一気に目が覚めました。最終的にホシをあげたのは意外な人達でしたが、活躍してばかりじゃマルティンの名が泣きますから^^毎度お馴染みとなった家庭内不和も、読む側にしてみればなぜかホッとする一場面。読み終わったあと、マルティンに〝お疲れ様〟を言いたくなりますね。2015/11/25
空猫
21
今回は少女(10歳前後)連続強姦殺人事件で気分は凹むが、シリーズ3作目にして一気読み。[日は二時四十五分に昇った(ん?あ白夜か)]で物語が始まる北欧の雰囲気も、別の連続路上強盗の事件がうまく絡み、伏線の回収も刑事達の捜査模様も楽しめた(あっさり気味ではあるが)今回はベックが主役という感じではなかったけれど1人1人のキャラがはっきりしてきたかな。さて、4作目[笑う警官]を再読しようか。2016/10/09
きょちょ
15
シリーズ3作目。 このシリーズの面白さの一つは、それぞれの個性的な刑事の活躍。 この作品で、肉体派刑事?グンヴァルト・ラーソン登場。 彼は、他の刑事からは結構嫌われ者、でもシリーズを追うごとに彼の良さが出てきたはず。 本作は、辻強盗事件と連続少女誘拐殺人事件の2つが絡み合う。 メインの殺人事件が、偶発的な要素で解決してしまうこと、そしてこのシリーズラストに必ずある「味わい深いところ」があまり感じられないのが残念。 ★★★2016/03/30
むーむーさん
9
面白かった。本文一行目「日は二時四十五分に昇った」からして想像できない。白夜とかそういうのはわかっててもそれが日常の世界なんて。2015/06/21
おとん707
6
シリーズ3作目だが私としては4冊目。推理小説を謳うが推理らしい推理はなく事件の展開は目撃情報と偶然に支配される。なので警察の舞台裏や社会背景に目を向けて読まないと些か退屈かもしれない。私は舞台となったストックホルムの街に興味があるので楽しめたが。シリーズ常連となるラーソン警部が初登場するが英語からの孫訳のせいか人柄に好感が持てない。柳沢由実子のスウェーデン語訳「笑う警官」では好感が持てたのだが。あと、事件と関係のない警官同士の無駄口がやたら多い。話の雰囲気づくりには必要かもしれないが緊張感を削ぐ。 2023/05/06
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