角川文庫<br> 見仏記〈5〉ゴールデンガイド篇

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角川文庫
見仏記〈5〉ゴールデンガイド篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 233p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041846063
  • NDC分類 718
  • Cコード C0195

出版社内容情報

見仏コンビのゴールデンな旅、文庫最新作!

仏友ふたりの見仏の旅、今回はゴールデンな香りを出そうと、京都奈良と有名どころを歩くはずが、二人の足はいつの間にか東北・福島に向かっていた……。

内容説明

仏像めぐりの旅もはや十数年の、いとう&みうらの仏友コンビ。今回はメジャーな寺にしぼろうと京都・奈良に向かった2人。ところがサギ(鳥の)だのマスコット人形だのに気を取られて、なかなか足が前に進まない。次に向かったのは福島県。縁がなかった会津の里には、素朴で力強い仏像たちが鎮座していて、2人の心をとらえて放さない。和歌山、兵庫の素晴らしい仏像たちも花を添え、仏像を追いかける2人の旅物語は続いていく…。

目次

奈良―長谷寺・安倍文殊院
奈良―圓成寺・般若寺・白毫寺・新薬師寺
奈良→京都―岩船寺・清水寺
京都―法界寺・醍醐寺・隨心院
京都―蟹満寺・海住山寺・観音寺・平等院
京都―禅定寺・橋寺
福島―八葉寺・金川寺・禅定寺
福島―勝福寺・願成寺・新宮熊野神社
福島―恵隆寺・鳥追観音・中田観音
和歌山―道成寺・浄教寺・慈光円福院
兵庫―鶴林寺・浄土寺

著者等紹介

いとうせいこう[イトウセイコウ]
1961年東京生まれ。早稲田大学卒業後、編集者を経て88年作家デビュー。TV出演、音楽活動をはじめ、クリエイターとして各メディアで活動中

みうらじゅん[ミウラジュン]
1958年京都生まれ。武蔵野美術大学在学中の80年に漫画家デビュー。イラストレーター、作家、エッセイスト、ミュージシャンと幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

86
今回は「ゴールデンガイド篇」と銘打ち、マニアックでない見仏をしようと旅に出たお二人。まず行った先が長谷寺に文殊院と、ついこの間行って来たばかりの場所だったのでもう興奮!渡海文殊、本当に迫力あったなあ。そして「あ、その写真『アイノカテゴリー』で見たあれのことだよね!」なんてのも飛び出して、読みながらウキウキしてしまう。思わず吹き出してしまう会話に溢れ、会津では感慨に耽り、いつも楽しげな二人旅。仏像の前でお経をあげる女性を見て「仏とコミュニケーションしてるね」と囁くみうらさん。私も今日も仏様とお話しましたよ!2019/12/30

優希

71
見仏の旅も10年以上続いているというのが凄いところです。今回の仏友コンビはメジャーなお寺に焦点を絞り、仏像を追いかけたようです。中々足を進めることができなかったり、心が捉えられたりと旅物語は色々な想いを与えているのですね。2人の知識も垣間見え、信仰としての仏像、芸術としての仏像といった視点で論じるのも興味深いところでした。2018/04/29

nyaoko

67
マニアックは不可!メジャーな仏像を攻めてくと言うゴールデンガイド篇。もとい、ゴールデンガイド変(笑)2人の掛け合いが面白いのは勿論の事ですが、後半の福島編はこれまでとは違った気持ちで読みました。みうらさんの、「これじゃぁ抱きしめてやれないよ」って言葉が印象深く残ってます。仏像を心から愛しているこの人は、その仏像を作った人も、大事に守ってきた人も、街も、全て愛しているんだなぁと。そんなみうらさんを見ていたいとうさんもまた、彼に深く共感したんだと思うのです。2019/06/29

kishikan

47
見仏記、見仏記2ときて、いとうせいこう、みうらじゅんの最強のペアによる、面白仏像見仏記にはまってしまったのでありました。こりゃ旅する時には、この見仏記に登場するお寺様を訪問せにゃならぬなどと思いながら、なかなかそのようなチャンスに巡り合えず、まずはこのシリーズを読み、己自身の軽い脳みそに知識を蓄えようとしたのです。さて次は?と思っていたら、シリーズ第5弾がなんとゴールデンガイド!さぞメジャーな仏像の旅の紹介と思いきや、やっぱり最強コンビの旅は違った。でも、やはり最高に面白く興味深い見仏記だったのでした。2013/03/26

もちもちかめ

31
今でもみうらじゅんといとうせいこうには眉唾なんだけど、もうそろそろ、この人たちのやり方の方が正しいと認めざるを得なくなってきたように思ってる。正論をズバッと切り込んで悪を退治し政治的に世直しをするべきと私はエリートはそうあるべきと思ってたのですが、どうもそうではなく、タモリや村上春樹やこの人たちのやり方でブラブラとなんとなーく世を良くするしか、方法はないのかと。たかじんも勝谷誠彦も疲れて死んじゃったよ。2018/11/30

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