内容説明
われわれは何をどう「はかって」きたか 「はかる」とりきめはどのように決められているのか。身のまわりのモノに隠されているさまざまな「はかる」を探る。
目次
1 「はかる」―はかるの意味は(時(とき)をはかる―何時かあと何分か
「数える」「はかる」―定性から定量へ ほか)
2 「はかる」とりきめ―共通の尺度・とりきめを(メートル法制定のドラマ―すべての時代にすべての人のために;日本の子午線測量 伊能忠敬―メートル法と同時代の測量 ほか)
3 「はかる絵」は語りかける―版画の世界・信仰の場の絵の中に(「米屋の嫁」―一升ますの物語;「ジェームズ・ワット」―蒸気から動力を ほか)
4 「はかるモノ」は語りかける―はかる道具・はかる計器の数々(「つりあい」をとって―両替天びん・銀ばかり;角度を細かにはかる―チコ・ブラーエから電気計器にも ほか)