内容説明
ストーカー行為に悩まされていた女性記者ジウォンは、携帯番号を新しく6644に変えた。と、その日から悲鳴とも泣き声ともつかぬ不気味な電話がくるようになり、偶然それを耳にした親友の幼い娘が、怒れる女の人格に取り憑かれ、呪いの言葉を吐きはじめた!驚いたジウォンが6644の番号契約履歴を調べると、過去にその番号をもらった人間は全員死んでいた…。韓国で250万人を動員!史上最恐のヒットとなった戦慄の携帯ホラー。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
朝比奈耕作シリーズや氷室想介シリーズなどの本格推理、独特の文体の会社ミステリー、旅情豊かな温泉殺人事件シリーズ…等々、さまざまなタイプの推理小説を書き続ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミュポトワ@猫mode
61
なんだか最近はよくはずれを引くなぁって思っている今日この頃です。この小説は、韓国のホラー映画のメディアミックスで日本語化して文庫化したものです。こういう映像物をメディアミックスで小説化したものを読むのは久しぶりですが、やっぱダメだと思うんだよね。小説→映像の流れは多分いけると思うの。小説に細かく書かれてるから。でも映像→小説の流れはダメ。俳優の細かい演技を文章に落とせないから。俳優の声のトーンとかまで文章に出来てない。大体失敗してる。ってことでこの小説も失敗。怖くないし。また、酷評すいませんm(_ _)m2021/02/04
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
18
ストーカー行為に悩まされていたジウォンは携帯番号を6644に変更した。それが新たな恐怖の幕開けとなるとは知らずに・・。なまじ携帯を持っているだけにこの手の話はやはりドキドキしますね。ただジウォンの卵子提供を受けてヨンジュを産んだホジョンの心理が私には理解できませんでした。卵子を提供した側が親としての自覚を持てないでいるのならまだしも、10カ月余りも自分の身体の中で育てた子供に親としての愛情が持てないなんて、それって逆なんじゃないかと思いました。とはいえラストのくだりにはゾッとしました。★★★2011/10/09
肉嬢★
12
嘘が生みだした悲劇だったけど結局、浮気は誰も幸せにはなれないんだなあ。むしろ子どもが可哀想。どうやら映画版と小説版では最後の展開が違うみたいなので機会があれば是非、観てみたいが文字だけでも怖いのに映像は怖そうだな~。ホラー好きな自分は面白かった!2022/04/05
いっちゃん
10
ちょっとベタなホラーだった。けどそこそこ面白く、最後はえーってなった。どうするのだろう…2018/01/03
ちょん
9
思ったよりも怖くなくて、少し残念。怨念の強さが様々な恐怖を作り出していく。携帯、援助交際、卵子提供など今時の社会問題を織り交ぜながらの話の展開。映像で見た方が怖そう。2012/03/07