内容説明
大和小学校が異次元に来てから2週間が過ぎた。遂に彼らは西歴2034年に時間漂流したことが判った。無残にもこの世界は新しいエネルギーが実用化される前に、公害や戦争で滅んでしまったのだった―。必死で生きようとする高松翔らの叫びは現代にとどくのだろうか?話題騒然の世紀末恐怖小説完結篇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nagnagnagin
1
最初にこの小説版を読み恐怖してしまったので、原作(漫画)の方はまだ読めてません。本当に怖かった。2011/08/31
とうふ
0
★★★☆☆ SFは苦手なんだけど、漂流教室は人間の恐ろしさというか子どもだからこそ起こる反乱などがよく描かれているし、それぞれの困難に立ち向かう子どもたちに惹かれて、すらすら読み進めることができた。楳図かずおさん以上に子どもを描くことができる方はいないんじゃないかな2011/12/20
じゅう
0
小説版では、転移してからどれぐらいの時間が経ったかを明記しているために、そんなに短い期間の間に凄まじい経験をしたのかという驚異を感じた。終盤の展開が早過ぎるようにも見えるが、死と隣り合わせにいる状況ではむしろこれぐらいが正解なのかもしれない。ご都合展開も小説版作者がSFを駆使してできるだけ理屈づけようとしているのも面白い。2023/08/05