出版社内容情報
新美 南吉[ニイミ ナンキチ]
著・文・その他
柿本 幸造[カキモト コウゾウ]
著・文・その他
内容説明
「おかあちゃん、おててがつめたい、おててがちんちんする。」つめたいゆきでぼたんいろになったこぎつねの手をみて、かあさんぎつねはてぶくろをかってあげたいとおもいます。こぎつねはひとりで町へてぶくろをかいにいくことになりますが…。
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
1913年愛知県知多郡半田町(現・半田市)に生まれる。童話作家。1936年東京外国語学校を卒業。1943年結核のため、29歳の若さで永眠
柿本幸造[カキモトコウゾウ]
1915年広島県生まれ。絵本画家。1959年小学館児童文化賞受賞。1998年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミーコ
55
新聞で紹介されてて惹かれたので手にした1冊です。とにかく絵が暖かいし可愛いんです。お母さん 過去に人間に恐い思いをしたので 買いに行けず・・・ こぎつねに買いに行かせるー。無事に帰って来るまで、生きた心地しなかったでしょうね? こぎつねが人間を恐がらなくなると いつか酷い目に合うのでは❔と心配にもなりました。絵本を、子供が小さい頃に読み聞かせれば良かったな と反省。。2016/08/11
はる
44
多くの作家さんが描いている作品ですが、こちらは私の好きな柿本幸造さんの絵です。ほとんど雪景色なのに、温かな雰囲気に溢れているのが柿本さんらしい。お母さんぎつねの優しい表情、子ぎつねの愛らしい表情も魅力的。2024/11/27
ちゃこばあ
39
とても温かい優しい絵。こぎつねぼうの目がなんとも言えず澄んでいてかわいい。何年たっても名作はいい♪2016/08/29
とよぽん
28
柿本幸造さんの絵が見たくて。子を思うきつねの母の愛情、人間の怖さを知らず、微塵も疑う心のない子ぎつね、きつねと分かって手袋を渡した帽子屋のおじさん。絵があったか~い。きつねと人間のお話、新美南吉は何を伝えようとしたのか?2019/10/18
anne@灯れ松明の火
27
隣市で。柿本さん追っかけ中。柿本さんが描くキツネは本当にかわいい。そして、虹色にきらめく雪景色の美しさにうっとりする。ところで、お話の方だが、母の愛情が伝わる作品と説明されると、何となくしっくりこない。冷たくなった子どもの手に手袋をと願うのは、母の愛情だとわかるのだが、ヒドイ目に遭って怖がっている人間のところに、子ギツネだけ行かせるのはどうなんだろう? それから、帽子屋も気になる。もし、葉っぱのお金だったら、やっぱり追い払うのだろうか? こんなことが気になるって、変かな^^;2016/01/08