内容説明
手帳の表紙裏、袋縫いのベルトの端、そしてネクタイの中からという風に、次々と取り出された五枚の一万円札を手渡され、女の気持が変った。哀れな会社員のヘソクリに見せた進六の作戦が見事に成功したのだ…。堅物の専務に会社の経営は任せっきりで、生きがいともいえる女漁りに精を出す青年実業家、堂堀進六。目はしのきく鋭い勘を活し、株と土地で大儲けした彼は、趣味の浮世絵と好みの女を求めて今日も東奔西走。現代版好色一代男の活躍をコミカルに描く痛快官能小説。
感想・レビュー
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- 和書
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