角川文庫<br> 続あゝ野麦峠

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角川文庫
続あゝ野麦峠

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041433096
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

木枯竹斎

3
あゝ野麦峠は、著者が17年余のフィールドワークの結果であるが一冊の本には纏めきれず捨て難き逸話考証を22話に披露する。あゝ野麦峠=飛騨の女工と思っていたがなんと越中八尾から多数の女工もいたとは今更ながら初耳であった。 厳冬のなかの帰省、命からがら飛騨高山に着く女工達、然し越中衆は今でも国道で約80㎞、更に幾つもの峠と篭の渡しもある名だたる難所続く越中街道を歩いて行ったという事実。 その女工達がこよなく愛したあの越中おわら節のそこはかなく帯びる哀調に彼女達の思いのたけもなぜか感じてしまうものである。2014/11/30

のんき

2
書名は(大勢に影響ない気もするけど)正確には『続あゝ野麦峠』。『あゝ野麦峠』出版後寄せられた読者からの資料や著者自身による追加取材などをまとめたもの。基本的にはノンフィクションになるのだろうけれど、集めた資料から思いを馳せていくときの描写に著者らしい感傷的気分が織り込まれ、単純にノンフィクションと言い切れないところがある。でもそこが読みどころでもあると思う。2010/11/26

ひねもすのたり

1
『あゝ野麦峠』の続編。 本編では書ききれなかったエピソードやその後のこぼれ話などが収録されています。 本編と比較するなら、事実に対する解釈が若干叙情的なような気がします。 ただ、他の方もおっしゃっていますがそのあたりが本書の魅力なのかもしれません。2012/02/21

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