内容説明
時には湖畔の幻影に遊び、また時には湖面に人生の波紋を探る。訪れるたびに様々な表情を見せる湖の姿を芳醇な文体で描き出す、珠玉のエッセイ。オールカラー・写真付。
目次
支笏湖
風蓮湖
湖北(琵琶湖)
池田湖
尾岱沼
白駒池
田沢湖
倶多楽湖
宍道湖
塘路湖
宝ヶ池
能取湖
サロマ湖
屈斜路湖
御釜(蔵王)
洞爺湖
摩周湖
西湖
大沼
阿寒湖
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
20
こんなに美しい湖がたくさんなるんだぁ・・・とまずはその美しさに見とれた。湖は、海にも川にも沼にもない神秘的な佇まいをしている。透きとおる湖底には、湖底人に住む美しい世界が広がっていそう。以前渡辺さんの作品で読んだ「阿寒に果つ」で阿寒湖がとても気になっていた。阿寒湖にこんな渡辺さんの思い出があったとは・・・。もう一度「阿寒に果つ」を読みたくなった。そして、四季折々の湖を見て歩きたくなった。2010/10/31
Ayumi Kiri
0
渡辺淳一さんの「阿寒に果つ」に憧れて阿寒湖に行ってしまった2015年だったが、これを読んで、来年は支笏湖に行かないとな!と思った。で、やっぱり冬だな〜2015/12/12
wankousan
0
海、川にはない魅力があるのが湖だとこの本から感じた。2021/06/23