内容説明
独自の分野で頂点を極めた学者、アーチストら十二人と、社会を鋭く分析し人間を最も深く洞察する作家が、根源的な命について語り合う。困難な時代を生き抜く力強い知恵と示唆にみちた、平成のバイブル「生きるヒント」の対話集。真の希望と生きる力を求めて。
目次
脳死は人の死か(梅原猛)
迷いの時代の死生観(福永光司)
歌に生き歌に死す(美空ひばり)
接触写真家とのニアミス(荒木経惟)
インド人は死をどう考えるか(山際素男)
人間のいる原風景(田中優子)
魂の標流と宗教の時代(中沢新一)
おろしや国に生きる人びと(緒形拳)
幻想の戦後から新たな荒地へ(坂本龍一)
騎馬民族の生きかた(江上波夫)
いのちの重さを考える(多田富雄;中島みち)