空想映像文化論―怪獣ブームから『宇宙戦艦ヤマト』へ

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空想映像文化論―怪獣ブームから『宇宙戦艦ヤマト』へ

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041160916
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0076

出版社内容情報

『ウルトラマン』、『仮面ライダー』、『宇宙戦艦ヤマト』、『機動戦士ガンダム』――アニメ・特撮が混然一体だった1960、70年代「テレビまんが」から考える画期的メディア文化論

内容説明

『ウルトラマン』、『仮面ライダー』、「アニメージュ」とアニメブーム―日本のアニメと特撮が世界に誇るものとなった理由を、60、70年代「テレビまんが」文化から紐解く!『君たちはどう生きるか』『ゴジラ-1.0』アカデミー賞同時受賞の意味。石ノ森章太郎は昭和のIPクリエイターだった!?プリキュアの元祖はセーラームーンではなく○○○○!「怪獣ブーム」を終わらせたのは『宇宙戦艦ヤマト』?

目次

序章 「アニメと特撮」の分断を越える「空想映像文化」
第1部 「テレビまんが」の定義と誕生前夜(「テレビまんが」とは何か?;「特撮文化」と「怪獣ブーム」;昭和の歩みと「テレビまんが」誕生前夜)
第2部 60年代と第1次怪獣ブーム(「テレビまんが」とキャラクタービジネス;2人の“神様”と「第1次怪獣ブーム」;「第2次怪獣ブーム」の前史『サイボーグ009』)
第3部 70年代前半と第2次怪獣ブーム(1970年前後に起きた映像業界の大転換;「等身大変身ブーム」の時代;「テレビランド」の誕生とメディアの変化;「ロボットアニメブーム」の萌芽)
第4部 ロボットアニメブームから『ヤマト』誕生、そして第3次怪獣ブームへ(ロボットアニメブームの正体;出版が価値を創出した「第3次怪獣ブーム」;「第3次怪獣ブーム」の限界点;「ヤマト世代」のクリエイターたちの時代)
終章 「空想映像文化」の未来に向けて

著者等紹介

氷川竜介[ヒカワリュウスケ]
1958年兵庫県生まれ。アニメ・特撮研究家。明治大学大学院特任教授、ZEN大学教授(2025年度から)、特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)副理事長。東京工業大学(現・東京科学大学)在学時からアニメ誌上で執筆を始め、IT系製造業勤務を経て2001年に文筆家として独立。文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員、毎日映画コンクール審査委員、東京国際映画祭プログラミング・アドバイザーなどを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kei-zu

16
「宇宙戦艦ヤマト」を表紙にして雑誌「アニメージュ」が創刊されたとき、アニメと特撮が混然一体となった「テレビまんが」から「特撮」が切り捨てられた。日本アニメの行く末を考えるとき、歴史の歩みを振り返る必要がある、と著者は言う。あの番組とこの番組の間には何々の再放送があったなど、本書で紹介される番組名が懐かしい。石ノ森章太郎の功績は今でいう「IP」の創造による世界観の構築にあったという指摘も興味深い。2025/03/16

キートン

4
庶民の娯楽が映画からテレビへと移り始めた頃、『鉄腕アトム』や『月光仮面』といったアニメや特撮と言った作品は『テレビマンガ』という表現で一緒くたにされていた。 しかし元は一緒のくくりだったものが、時代とともに『アニメ』と『特撮』という別々のジャンルに分かれていった。 本書は、戦後のテレビアニメと特撮の歴史をなぞりながら、どのような経緯で2つのジャンルが分かれていったかを検証する著書となっている。 自分の読解力が無いため、著者の言いたいことはあまり理解できなかったが、2025/04/28

7010R

4
アニメと特撮。現在では別のジャンルとして扱われている両者だが、かつては「テレビまんが」という一つの存在だった。この本は「テレビまんが」の発展と分断の経緯を紐解く歴史書だ。これまで「テレビまんが」のエポックな作品は突然変異的に生まれたのだと思っていたが、アニメと特撮が越境して相互に影響しあうだけでなく、経済や社会の変化に伴うテレビ局や製作会社の再編など、作品外の様々影響を受けていたことを知った。タイトルを並べただけの年表を眺めるだけで知っているつもりになっていた自分が恥ずかしい……。2025/03/20

hirokazu

2
2025年3月刊。スタジオジブリ発行の小冊子「熱風」2022~2023年に連載された記事に加筆修正。「子供番組」として混在していた「特撮(怪獣)」「テレビまんが」が時代の経過と視聴者の成長に伴い、互いに影響を与えつつ緩やかに分断化していく様を描く。やはり「ヤマト」は大きなターニングポイントだったんだなあ。2025/05/24

Go Extreme

1
テレビまんが文化における無国籍ユートピア アニメと特撮のゆるやか融合 毎週新しい敵出現と必殺技による反復パターン 世界観や設定の言語化と図解の重要性 テレビまんが時代ならではの受容のされ方 コミカライズ作家による変奏曲のような描き方 メディアの特性を活かした毎週放送の実現 東映の多角経営としての出版事業 非軍事性と集団戦を特徴とするロボットアニメ エフェクト作画への若手エネルギー集中 アニメの中の特撮としてのエフェクト概念 玩具販売目的のテレビアニメというビジネス構造 現代に繋がる文化の系譜2025/05/08

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