出版社内容情報
幾度ものピンチを乗り越えてきた優莉姉妹。父親・匡太の魔の手が迫るなか、脅威にどう立ち向かっていくのか。大激戦が幕を開ける!
内容説明
警察が成果を示すために、優莉匡太の実子である伊桜里を逮捕しようとしていることを亜樹凪から伝えられた瑠那。伊桜里の住む施設を訪ね、3人で警察からの逃亡を図る。一方、日登美たち優莉匡太半グレ同盟は総理官邸の機能を乗っ取ることに成功する。矢幡総理を含む閣僚たちは外部とも連絡が取れず、官邸内で身動きの取れない状況に置かれる。優莉匡太半グレ同盟の狙いとは。矢幡政権に大きな危機が迫る、手に汗握る22巻。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
342
瑠那ふたたび弱体化。日登美も弱体化。閻魔棒も初登場時は一人ひとりがもっと強くなかったか?学校に閻魔棒があらわれた時に、校内で使えそうなものを見繕ってから表に出ていくのが今までの事変のセオリーだったのに、ノープランで迎撃にいっちゃう瑠那は、もはや天才設定すら消えかけている。そこまでして結衣無双に寄せるのかと思っていたら、結衣にも無力感を抱かせる展開。最終決戦の出だしにしては、頁数もなく、戦闘づくしではあるのに、どこか間延びした印象。結衣と瑠那がそれぞれどう動いていくのか、次に期待。2024/10/02
starbro
157
【★高校事変 完読プロジェクト】 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11705040 JK青春ハードボイルド『高校事変』第22弾です。本巻は、矢幡総理死去の巻でした。こうなったら、超法規で優莉結衣大統領しかないかも知れません。続いて23巻へ。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000114/2024/11/07
はにこ
70
敵味方が入り乱れた話。戦国時代みたい。アキナが助けに入ったり伊桜里が父親みたいなことを言ってみたり。矢幡が最後には善人で良かった。四姉妹ずっとピンチで父親強すぎだけど、勝てる日がくるのかな。日暮里高校がやっと認めてくれた。これからまた日暮里高校事変な予感。2024/12/19
H!deking
69
もういいわーとか思いつつもあと3冊で終了という事で読んじゃいました。それにしても松岡さん筆が早いなー。結衣側の半グレ連合の活躍に期待!2024/10/02
mayu
59
前巻で伊桜里がどうなるのか不安を感じていたが、やっぱり優莉姉妹の絆は強かった。あの父に近づいて逆に利用するとは、なかなか肝が据わってる。1巻から登場していた矢幡総理がついに。総理として決断せざるを得なかったけれど、そこに至るまでには葛藤があったんだろう。裏切りたかったわけじゃないし、悪い人じゃないというのは最期のやりとりでよくわかった。結衣にとっても特別なものがあったんだろうな。亜樹凪もどっちにつくつもりなのか、本音はいまだ図れず。最終決着まであと2巻。2024/11/04