角川文庫<br> 遠い唇―北村薫自選日常の謎作品集

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角川文庫
遠い唇―北村薫自選日常の謎作品集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041121733
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

コーヒーの香りで思い出す学生時代。今は亡き、姉のように慕っていた先輩から届いた葉書には、謎めいたアルファベットの羅列があった。(「遠い唇」)/『吾輩は猫である』『走れメロス』……宇宙人カルロロンたちが、地球の名著と人間の不思議を解く?(「解釈」)/辛い時にすがりつきたくなる、大型犬のような同棲中の彼氏。そんな安心感満点の彼の、いつもと違う行動と、浴室にただよう甘い香り。(「パトラッシュ」)/トークショーの相手、日本通のアメリカ人大学教授の他殺死体を目撃した作家・姫宮あゆみ。教授の手が不自然な形をとっていたことが気になった姫宮は、《名探偵》巫弓彦に電話をかける――(「ビスケット」)など、2019年に刊行した全7篇に、「遠い唇」の主人公・寺脇と、『飲めば都』にも登場する女性編集者・瀬戸口まりえが出会う場面を描いた「振り仰ぐ観音図」、そして二人が再会し、句を介して関係が始まっていく様子を描いた「わらいかわせみに話すなよ」の計2篇を加え、ここに完全版として刊行!

本書は、2019年11月に小社より刊行された文庫に「振り仰ぐ観音図」(新潮文庫『もう一杯、飲む?』2021年6月刊収録)、「わらいかわせみに話すなよ」(「小説 野性時代」2021年9月号収録)を加え、サブタイトルを付したものです。

内容説明

大学の先輩からの葉書には暗号めいたアルファベットが記されていた。先輩の訃報を経て数十年後、再び暗号に挑んだ寺脇が知った真実とは?(「遠い唇」)。表題作のその後を描く「振り仰ぐ観音図」「わらいかわせみに話すなよ」を新たに収録。その他、夫が遺した和菓子から俳句の真意を読み解く「しりとり」、江戸川乱歩へのオマージュ「続・二銭銅貨」など、珠玉の全9編。作家・北村薫の頭の中が垣間見える書き下ろし自作解説も必読。

著者等紹介

北村薫[キタムラカオル]
1949年埼玉県生まれ。高校教師を務めるかたわら、89年『空飛ぶ馬』で作家デビュー。91年『夜の蝉』で第44回日本推理作家協会賞、2006年『ニッポン硬貨の謎』で第6回本格ミステリ大賞、09年『鷺と雪』で第141回直木賞、16年には第19回日本ミステリー文学大賞を受賞。エッセイや評論、編集の分野でも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

87
北村さんの最新の文庫本です。9つの物語・連作あるいは随筆のような作品が収められています。既読の作品もありました。私は北村さんの作品はあまり起伏がないような感じがするのですが、どこにでもあるようなできごとを描いてくれていて好きな作家さんです。この中ではやはり表題作と「続・二銭銅貨」が印象に残りました。2023/10/05

barcarola

6
新装版。追加された作品があるようなので再読。「解釈」はSFというよりは落語を読んでいるように感じる。2024/01/08

coldsurgeon

4
著者自選の短編小説集。基本的にミステリーであるが、何か柔らかな布にくるまれた凶器を見つめているような雰囲気がまとわりついていた。謎解きのアイデアは、すごいところがあり、読んで満足。日常生活は、小さなミステリーに溢れているのかもしれない。2023/11/26

Tatsuo Ohtaka

2
既刊の同名短編集(7編。既読)に近作2編を追加し、作品世界のつながりを際立たせた名編集に拍手!(あとがきや解説にも詳しく述べられている)76ページ「長すぎる。」はビアズ「悪魔の辞典」からの引用と勝手に指摘しておこう。2023/09/29

ツバサ

2
うーん。2023/09/27

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