角川文庫<br> ´ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

個数:
電子版価格
¥748
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
´ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月02日 16時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041120569
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



松岡 圭祐[マツオカ ケイスケ]
著・文・その他

内容説明

ラノベ作家の杉浦李奈は、新進気鋭の小説家・岩崎翔吾との雑誌対談に出席。テーマの「芥川龍之介と太宰治」について互いに意見を交わした。この企画がきっかけとなり、次作の帯に岩崎からの推薦文をもらえることになった李奈だったが、新作発売直前、岩崎の小説に盗作疑惑が持ち上がり、この件は白紙に。そればかりか、盗作騒動に端を発した、不可解な事件に巻き込まれていく…。真相は一体?出版界を巡る文学ミステリ!

著者等紹介

松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

164
やはり現代史や国語でかじった程度の自分には『écriture(エクリチュール)』:文学の壁は高かった(笑)それでもしっかり読ませるのはサスガ♬新進気鋭の小説家とZ級ラノベ作家による「芥川と太宰」対談から始まる物語。出版業界の難解さを興味深く読み進めながら、いつのまにか盗作疑惑そして失踪事件へと巻き込まれる展開はスピーディー。文豪も含め作家ならではの葛藤をマズローの五段階欲求に重ねての分析は面白い。その作風故に平和な雰囲気を思っていたら、何が何がかなり物騒な終盤に驚いた!それでいて最後に泣かせるのも上手い。2021/11/13

Yunemo

131
新人作家・杉浦李奈、新たなヒロインを誕生させましたね。ミステリーではあるけれど文芸色の強い作品、出てくる出てくるいわゆる大作家と称される方々への想い。他作品でのいわゆる薀蓄とは違った知識が随所に。でも読んでないとその意味がわからない、事実なの虚構なのという難点もあり。マズローの欲求5段階説で私小説の世界を、芥川と太宰を、作家と作品の関係性を、なるほどと唸ってしまいます。文学論的要素をバックに置き、実際には新進気鋭の作家の盗作問題、殺人とを、何の因果か追いかけていくはめになった李奈の行動に今後への期待感大。2021/11/14

ひさか

126
2021年10月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ1作目。ラノベ作家杉浦李奈の探偵譚。文学ミステリ的な話ではじまり、興味津々でしたが、ありふれた探偵路線的な展開になってしまい、ちょっとがっかり。次作もあるようですが、ecritureな世界を書いて欲しいです。2022/01/19

たか

119
新人ラノベ作家の杉浦李奈は人気小説家の岩崎翔吾と雑誌対談を機に次作の帯に推薦文をもらえる事となる。しかし岩崎翔吾の小説に盗作疑惑が持ち上がり李奈は事件に巻き込まれ、騒動は殺人事件へと発展する、事件の真相とは。 ふたりの対談のテーマは「芥川龍之介と太宰治」、他にも近代作家や純文学作品等の文学の豆知識が物語中に詰め込まれているが文学に疎い自分でも楽しめた。 新人作家で内気な李奈は騒動の取材を通して成長していく。「空想に浸るばかりじゃなく、人と触れあうことで、本物の文学が書けるようになる。」 ★★★★★ 5.02022/03/04

ロクシェ

107
本作は新人ラノベ作家・杉浦李奈ちゃんの成長物語です。夢を叶えて小説を3冊出すも鳴かず飛ばず。売れない新人作家という立場の弱さから担当編集者にすらこき使われる様子は、まるでブラック企業に洗脳された新入社員を見ている心地です。そんな内気だった李奈ちゃんが、逆境をバネに肝の据わった探偵のように成長していきます。ある男から学んだ悪知恵を活かし「もう帰っていいですか?」とあしらうシーンには特に痺れました。読書で培った洞察力に行動力がかけ合わさることでどんどん才能を開花させていく主人公の成長物語をぜひご体験ください。2022/09/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18711219
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品