出版社内容情報
大学2年生の桜木月彦は、青野の活躍を見るうちに、自分がやりたいことを見つけたくなってきた。今回の相談は、落語家さんがお世話になった人を招待しようと店を訪れたが、なぜか仲が険悪になってしまい――
内容説明
大学生の桜木月彦は、20歳を迎えた。雇い主でもある文筆家・青野短に誕生日を祝ってもらうが、はじめてのお酒で過去のトラウマを思い出す。意気消沈する中、青野の代理で落語家の相談を引き受ける。それは「夢のせいで恩人が怒った」というもの。原因を青野と探るうち、江戸落語の始祖が書いたと言われている噺に行き着く。「最初の怪異」を本格的に探し始めた青野から刺激を受け、月彦も自分を変えようと動き出すが…。
著者等紹介
奥野じゅん[オクノジュン]
神奈川県出身。「江戸落語奇譚―怪異には失礼のないように」(小野じゅん名義)で第6回角川文庫キャラクター小説大賞優秀賞を受賞。改題した『江戸落語奇譚 寄席と死神』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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