出版社内容情報
むこうしま;むこうじま;はこやのしんきち;こすぎけんじ;向島;花街;侍;芸者;感動;成敗;佐伯泰英;佐伯;隅田川;吉原;悲恋;上田秀人;藤井邦夫;鳥羽亮;同心;剣客;風野真知雄;風烈廻り与力;青柳剣一郎;般若同心と変化小僧;栄次郎江戸暦;隠密同心;浪人岩城藤次
内容説明
『桔梗屋』の芸者・お葉の世話をする箱屋の新吉は、彼女の客である骨董商の主人を、突如襲いかかってきた賊の襲撃から守った。江戸では、押込みや辻強盗が頻繁に現れ、治安を悪化させていた。一方、押込みの一味を追う定町廻り同心の梶井扇太郎は、お葉の客のなかに、不審な者がいないか、新吉を訪ねてきたが―。さらに広がる押込みと辻強盗の被害。ふたつの事件は、果たして繋がりがあるのか。大人気書き下ろし時代長篇。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京都生まれ。「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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陽ちゃん
5
新シリーズ2作目。盗賊や辻斬り探索に追われる同心の扇太郎たちの事件と新吉が襲われる事件が輻輳していて、ちょっと混乱しました。新吉に新たな敵が?、と思ったら前作から続いていたようで、少しずつ正体が明らかになってきました。もう少し続くようですね。2022/02/06
犀門
2
No.051★★★☆☆今回の悪事(辻斬り、押し込み強盗)を裏で操っている悪人に想像はついているも、大身旗本だけに懐まで入り込めない。うーむ、イライラする。2022/07/11
アニータ
2
江戸では人殺しを伴った辻斬り、押し込みが横行していた。どうやらその裏には1章で出てきた「茂太」と呼ばれる男が糸をひいているようです。誰かを出世させたいと暗躍しているようですが、その設定はちょっと不自然な気も。それでも今作は前作よりもまだ読みやすかった。2022/02/21
goodchoice
1
主人公の新吉がなぜお上の手先のようなことをするのかが、よくわからない。2022/02/24