出版社内容情報
バージョンアップした『ドリトル先生』を世代を超えてご一緒に。――恩田 陸さん(作家)
超巨大生物に乗って、いざ月へ! ちょんまげ犬も登場する第7弾! 新訳&挿絵付
装画・挿絵:ももろ
※本書は、既刊の角川つばさ文庫版の漢字表記や表現を大人向けに加筆修正し、全ての漢字にふられていたルビをへらしたものです。
●あらすじ
ドリトル家には楽しい動物の施設がいっぱい。なかでも犬のケッチ教授の博物館では、変わった発掘品が集められ、ちょんまげ犬の物語など、毎晩愉快なお話会が開かれる。一方、虫語の研究に夢中な先生が、ハエの館を作りたいと言いだして、アヒルの家政婦ダブダブはかんかん! そんなある日、お庭に謎の巨大生物が舞い降りた。えっ、先生を迎えに来た月からの使い!? さあ、いよいよ月への大冒険が始まる。
●新訳のここがポイント!
「ドリトル先生」といえば、先行の井伏鱒二訳(岩波文庫)を思いうかべる方も多いかと思いますが、あちらは1951~79年にかけて出版されたもので、時代の制約もあったせいか、原文どおりに訳されていないところも多くあります。ですが、本作ではそうした点をすべて改めています。
・ダブダブが焼くおやつが先行訳では「パン」だが、正しくはイングリッシュ・マフィンであるため、新訳では「マフィン」に。
・ガブガブの好物は先行訳では「オランダボウフウ」だが、正しくは「アメリカボウフウ」。新訳ではこれを英文そのままの「パースニップ」に。
・世にもめずらしい動物pushmi-pullyu(頭が二つある動物)は、先行訳では「オシツオサレツ」だが、新訳では「ボクコチキミアチ」に。
などなど、イギリスの文化背景を知っていないと正しく訳せないくだりが今の日本語で美しく訳されています。
内容説明
ドリトル家には楽しい動物の施設がいっぱい。なかでも犬のケッチ教授の博物館では、変わった発掘品が集められ、ちょんまげ犬の物語など、毎晩ゆかいなお話会がひらかれる。一方、虫語の研究に夢中な先生が、ハエの館を作りたいと言いだして、アヒルの家政婦ダブダブはかんかん!そんなある日、お庭に謎の巨大生物が舞い降りた。えっ、先生を迎えに来た月からの使い!?さあ、いよいよ月への大冒険が始まる。新訳シリーズ第7巻!
著者等紹介
ロフティング,ヒュー[ロフティング,ヒュー] [Lofting,Hugh]
1886年生まれ。イングランド人の父とアイルランド人の母を持つイギリス人。1923年、ドリトル先生シリーズ第2弾の『ドリトル先生航海記』でニューベリー賞を受賞。アメリカに移住したため、アメリカ人作家としてのイメージが強い。1947年没
河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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