内容説明
ある事件で昇進の道を絶たれた阿比留は、法月の異動を止めようとせず、失踪課内部には亀裂が広がりつつあった。腐る高城に法月は五年前に交通事故現場から消えた男に関する事件の解決を託す。高城の調査が始まった直後、男が勤めていた会社で爆発事件が発生。犯行声明には失踪した男の署名が記されていた。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミカママ
281
我らが高城が、5年前から消息不明のバイオ工学のマッドサイエンティストの行方を追う!果たして彼は生きて、元勤務先を脅迫しているのか?しょっぱなからグイグイ読んで・・・あぁそうか、そうだったのか?!せっかくまとまりかけた失踪課のチームワークも、室長の一件以来なんだかギスギスしたままで。そしてラスト一文「時は来た」ますますシリーズから目が離せないじゃないか?うまいなぁ、堂場さん。2017/08/10
優希
106
面白かったです。腐ってきた高城に託された5年前に失踪した男の事件。調査に乗り出す高城の前に更なる事件が発生。しかもまさかの犯行声明が絡むのだから引き込まれずにはいられません。そして高城がようやく過去と向き合う覚悟ができたのが大きな変化のように思えます。行動すれば何かが起こる、だから諦めてはならないというメッセージが込められているようにも感じました。失踪課に亀裂が入り始めたのが気になるところです。2016/09/12
Tsuyoshi
71
シリーズ第6弾。前作からの流れですっかり意気消沈してしまった室長の真弓や法月の異動など雰囲気が変わってしまった失踪課。そんな中法月から託され着手した5年前のロボット工学者の失踪事案。事案はいつものごとく更に大きな事件へと発展し結末としては残念だったものの、今回の事案が高城を娘の失踪事案に向き合わせる為の計らいだったと法月が明らかにする事に。失踪課の面々にも背中を押される中いよいよ娘の失踪事案に着手する事になるのか?2018/09/24
背古巣
55
やはり堂場さんは面白いですね。法月が異動になり、その際に残していった五年前の失踪事件。普通だったら『今さらどうすんの?』状態なのを、どうにかしてしまうのが高城の凄さなのだと思う。事件は膨らみ、準レギュラー化した長野が突っ走る。失踪案件そのものは…。だけど、最後が次回に繋がるであろう終わりかたで、もう興味津々です。期待値上がります。2019/05/10
とも
53
五年前の事件、これをきっかけに綾奈ちゃんを探し始める事になるのだろうか。室長と法月さんがあまり出てこなくてさみしいし、話の展開もなんとなく犯人はわかってしまい、この作品単体では今ひとつだったけど、ここから波紋が広がって行くのかと思うと、次作が楽しみ。2025/12/04




