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マツリカ・マハリタ

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041105337
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

孤独な学園生活を送っている高校2年生の柴山祐希。ある日「一年生のりかこさん」の怪談話をクラスメイトから聞く。謎を解決するため、学校近くの廃墟ビルに住む謎の美少女・マツリカさんの下を訪れるが…。

内容説明

柴山祐希、高校二年生。彼には、人に言えない秘密がある。実は、学校の近くにある廃墟ビルに住み、望遠鏡で学校を観察している美少女・マツリカさんに命じられて、学校の怪談を調べていた。新学期を迎え、なかなかクラスになじめない柴山の下に、『一年生のりかこさん』の怪談話が舞い込んでくる。一年生の時に自殺をした彼女は、学校に未練を残していて、ときどき霊になって現れるらしい。その真実を突き止めるため、捜査を開始した柴山だったが、調べていくうちに…!?平凡な男子高校生と、廃墟に住む謎の変人美少女が織り成す、妄想と青春の学園ミステリ!!

著者等紹介

相沢沙呼[アイザワサコ]
1983年、埼玉県生まれ。2009年、『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちはや@灯れ松明の火

136
目の前にある透明な壁を壊す呪文を教えてほしい。新しい花が咲いてクラスが変わっても簡単に治らない負け犬根性。知られたくない、解ってほしい、走り去る仮入部一年生の葛藤。誰かに似ている。解らない、知りたい、写真部殺フィルム事件の真相。重ねたのは自分の姿。知ってしまった、解ってしまった、永遠の別れに触れる感覚。魔法が解けていく。絡みついた黒髪がほどけて、白い肌のぬくもりが離れ、甘やかにくすぐる香りさえも消えてしまう。本当は知っていた、傍にいることに理由なんていらないと。やっと解った、あなたの心の扉を開く呪文を。 2014/04/07

mariya926

132
シリーズ第二弾!実は第一弾でもういいかも?と思いましたが、第三段がいい!と読友さんにオススメされて読みました。主人公が姉とのトラウマ(まだ詳しく明かされていません)で人付き合いが出来ずに、学校でも暗く…しかしマツリカさんの柴犬みたいな役割をしているという内容ですが、マツリカさんに対する妄想がすごいです(笑)最近の男子高生はもっとクールかと思いましたが。マツリカさんもその反応を楽しんじゃっている感じが…様々な学校でのミステリーを解いていく中で友人もでき居場所ができます。しかしマツリカさんの正体は!?2021/03/28

ALATA

102
マハリ~クマハ~リタ♬アニメの主題歌を思い出す。煩悩捨て、悟りを啓けとの意味があるらしい。それにしてもマツリカさん、相変わらず謎めいて妖艶でドエスですね(^▽^)/柴山君の人には言えない秘密でどんどん深みにはまる様が面白い。ミステリーとしてはちょっと弱めですがラノベとして、いい感じの読み物でした。★3※「マツリカさんが、いないなんて・・・」「わたしはここにいる」柴山君の思春期の葛藤と妄想、そして成長する姿に満足。2024/03/25

ダイ@2019.11.2~一時休止

95
マツリカその2。短編集。それまでの伏線を回収していった最後のオチにはびっくりだがいい終わり方だった。2014/07/05

くろり - しろくろりちよ

92
廃ビルに住まう謎の美女・マツリカさんと芝山くんは卒業式のあとも、意外というか、やはりというかこりもせずまだ学校の怪奇に挑んでいて。短編ひとつひとつで語られる謎が『マジョルカ』より弱くなってしまっているが、全ては最後にまっすぐマツリカさんの正体に繋がって行く軌跡。彼女が消えてしまわないように願いながらも彼女だけが変わっていないのがとても不安定に見え、本当に弱いのは誰よりも彼女だったのだろうと思うと切なくなる。対象的に主人公は少しずつ変わり始め…。不安定さが不思議な雰囲気を支える、仄暗い青春ミステリ。2013/11/29

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