角川文庫<br> 高校事変〈7〉

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角川文庫
高校事変〈7〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 369p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784041096024
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

1年前の甲子園で起きたある事件が思わぬところにつながって……

内容説明

新型コロナウイルスが猛威をふるう春、センバツ高校野球大会の中止が決まった。昨年の夏、優莉結衣は甲子園にいた。通っていた高校の野球部が大会出場を決めたのだ。甲子園では刑死した父が率いていた半グレ同盟に所属していた男と再会する。甲子園球場にひそむライフル魔と、スマホのアプリに犯人から届く奇妙なミッション。一連の事件が半年余りの時を経て警察の捜査対象となり、結衣を新たなる戦いへと導いてゆく。

著者等紹介

松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

400
色々な題材を扱いつつ、いつも終盤は派手なアクションに移行。テンプレートながらも、シリーズ全体の展開を作って、上手く興味を引き続けている。今回は、一年前と現在の甲子園を交互に見せつつ、大きな企みが明らかになる構成。しかし、計画内容に整合性/妥当性がイマイチ感じられず、チュオニアンの状況も激変した中、妙にスムーズに対応出来ていたり、コロナを予測して織り込み済みとしか思えない段取り方があるのが気になった。田代兄の、ぽっと出て使い捨てられた感も残念。もう田代ファミリーにはあまり期待していないが、次作はどうなるか。2020/06/10

starbro

334
GWに読んだⅥ巻に続いて、最新刊Ⅶ巻です。優莉 結衣、選抜高校野球が中止となった阪神甲子園球場で、大いに暴れるの巻でした。Ⅷで完結のような雰囲気もありますが、どのような展開になるでしょうか。8月販売予定のⅧ巻が楽しみです。 https://promo.kadokawa.co.jp/matsuokakeisuke/2020/06/25

海猫

204
センバツ高校野球中止でメンテナンス中の甲子園を舞台に大アクションの巻。早くも新型コロナウイルスで混乱する世情を取り入れているな。このシリーズ、こういうところがあるのでリアルタイムに追うのが面白い。野球に興味無いから球場のことよく知らんけど、甲子園内部のことをよく調べて書いてる感じ。なので臨場感あって限定空間での活劇がよく映える。有り合わせのものを工夫して使って反撃するのが、毎度ながらもトリビア的に楽しい。今回はシリーズ1巻以前の優莉結衣を描く、過去パートもあって興味深く読んだ。再来月には早くも8巻発売か。2020/06/19

カメ吉

186
シリーズ7作目。今回の舞台は高校野球の聖地・甲子園球場。昨夏の大会中に起きた事件と現在の中止となったセンバツ期間中の不穏な事件に巻き込まれた結衣は兵庫県警甲子園署内の怪しい刑事達に拘束され尋問を受ける。そしてまた、凄絶な戦闘に巻き込まれていく。今回も昨夏にいた高校の生徒と共に不良刑事&謎の部隊と行き詰まるバトルを繰り広げる。読んでてしんどくなるくらいに痛々しい。次回作はいよいよ田代親子と直接対決の様相を示す感じ。新たな兄弟達も敵っぽい。養母・市村凛も回想で登場するんだし紗崎玲奈も登場するん?って期待も?2020/05/25

kou

158
今回も、読み出したら止まらなくなる勢いのある内容だった。これだけピンチをくぐり抜けて、一度も入院するような怪我を負わないのも凄すぎると思う(笑)。次も楽しみで仕方ない!2020/08/31

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