角川ホラー文庫<br> 凶血―公安調査官 霧坂美紅

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角川ホラー文庫
凶血―公安調査官 霧坂美紅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041094204
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

日本中を震撼させていた連続老女強殺事件の犯人が逮捕された。しかし犯人の持ち物から、被害者の夫が旧日本軍で研究していた恐ろしい細菌についての遺書が発見され、公安調査官・霧坂美紅が調査に乗り出す。

内容説明

2010年夏、日本中を震撼させた連続老女殺害事件の犯人が逮捕された。しかし犯人が、戦時中死亡した被害者の夫の遺書を持っていたことで事態は急転。そこには旧日本軍が開発した恐るべきウイルス兵器の情報が。そして公安調査庁調査官・霧坂美紅が現場に駆り出される。一方、女性刑事の中島千明は、異様な変死体に戸惑っていた。ウイルス兵器と変死体、2つが繋がったとき、事態は驚くべき方向へ!疾風怒涛のサスペンス・ミステリ!

著者等紹介

吉田恭教[ヨシダヤスノリ]
佐賀県生まれ。漁師のかたわら執筆活動を行う。2011年、島田荘司選第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞した『変若水』(光文社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

95
老女連続殺人事件。場所もバラバラの彼女たちはなぜ狙われたのか。犯人が捕まるも被害者の夫の遺書を持っていたことで彼女たちの共通点が判明する。そして女子大生の変死と全く繋がらないようで伏線となる。旧日本軍の開発したウィルス兵器、Vウィルス。それをねらうカルト宗教団体。警察の公安、公安調査庁、捜査一課さらには自衛隊が事件を追う。公安調査庁の霧坂と捜査一課の中島がかぶってしまい、中島の存在が薄い。いろいろ盛りすぎではあるがぶっとびエンタメとして面白かった。2024/08/15

papako

75
作者の新しいシリーズなのかしら?プロローグ前の導入で結末は想定されるけど、消えた被害者、謎の死体、戦時中の遺書、カルト教団など、いろんな要素が絡まりながらも、とんとんと話が進み、楽しめました。美紅と岸川って、元同僚ってだけ?いきなりの南条さんの『見守っている』発言。真意は?さてさて続くんでしょうか。楽しかった。momiさん、ありがとう。2021/04/01

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

75
84/100点 戦時中の細菌兵器開発、バイオテロを仕掛ける宗教団体との攻防、突如体内から高熱を出し焼け死ぬ女子大生の死の謎…など盛りだくさんの内容が詰まった一冊。いつも通りのテンポある文章で全然飽きさせず気がついたら一気読みでした。途中肝心な部分で、その言葉をそのまま信じるかぁーとか、教祖奪回の場面での宗教団体の間抜けさなど不自然な点もありましたが、謎解きありアクションありと存分に楽しませて貰いました、エロ0グロ4ホラー3でした。このコロナ騒動時に読んだのはタイムリーかも。続編読みたいけど無理かな…。2020/06/17

sin

54
歴史の暗部、時代の狭間に空想を逞しくして紡ぐ物語…第二次世界大戦末期、敗戦を目前にした独から日本陸軍に届いた細菌兵器…作品の設定から『フランケンシュタイン対地底怪獣』を連想したが勿論これは別の有名モンスターのはなし、バラバラに発生した事件を繋げていく手際はくどくはなく纏まりを持って手際がよいが、折角お膳立てしたカルト集団をあっさりと片付ける遣り口はあっけなく強引過ぎ、また影の容疑者の動機と求める者に安直さを感じて違和感を否めない。最後の決意表明はあれか…“吸血鬼女だよ”(笑)2020/06/15

momi

51
ひゃ〜〜なかなかこんな公安調査官の話は無いんじゃない!?「人類最凶のウィルステロを防げ!」と言うことで元自衛官で公安調査官・美紅が活躍する話。10年も眠り続けることになった美紅…彼女の身に何があったのか!?ウィルスとの戦いの日々は壮絶で想像もつかない展開になるのです!私も彼女のその後を知りたい!!ぜひ、シリーズ化して下さい!面白かったッ!2020/06/30

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