角川文庫<br> 海の稜線

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角川文庫
海の稜線

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041085622
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

大阪府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事――通称“ブンと総長”は、名神高速道路で起きた乗用車爆破事件の現場に来ていた。東京から赴任してきた新人キャリアの萩原警部補はことあるごとに大阪の水が合わないと言い、文田たちはこの年下の生真面目な上司に振り回される羽目に。続いてマンションで起きたガス爆発をきっかけに、意外にも過去の海難事故が捜査線上に浮かぶ。絡まった糸をほぐすように事件の真相にせまるうち、文田・総田と萩原の間にはほのかな友情が芽ばえる。
完成されたスタイルと抜群のリーダビリティを備えた、直木賞作家の隠れた名作。

内容説明

大阪府警捜査一課の文田と総田(通称“ブンと総長”)は、高速道路で乗用車が爆破された現場に来ていた。東京から来た新人キャリアの萩原警部補は何かにつけ関西人をこき下ろすため、文田たちはこの年下の上司と反りが合わない。続いてマンションで起きたガス爆発から、過去の海難事故が捜査線上に浮かぶ。複雑に絡まった糸をほぐすように捜査を続ける文田たちは意外な事実に近づく。圧倒的リーダビリティを備えた傑作警察小説。

著者等紹介

黒川博行[クロカワヒロユキ]
1949年愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年『二度のお別れ』でサントリーミステリー大賞佳作。86年『キャッツアイころがった』でサントリーミステリー大賞を受賞。96年「カウント・プラン」で日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年『破門』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

73
なにせ大阪弁の掛け合い漫才みたいな会話が面白い。大坂府警の総長とブンちゃんの刑事が事件の解明に働く、働く。30年以上前の作品なので働き方改革もなんじゃそれって感じ。そこに、警視庁からキャリアの萩原刑事が来たものだから東西文化圏の対決が笑える。そっか、あの頃はまだ瀬戸大橋が架かってなかったんだとか、本部への連絡が赤電話でとか当時は当たり前のことでも、今思えば何と大変な作業だったんだろうと。ストーリーも二転三転しながら真相に近づく。余談ながら、昨年末に宇高連絡船も廃止になり、いよいよ昭和は遠くになりにけり。2020/01/15

mr.lupin

60
黒川博行さんの著書9冊目読了。相変わらず大阪弁がテンポ良く飛び交い、今回は大阪府警のブンと総長、東京から来た新人キャリアの萩原とのお互いをこき下ろすやり取りがメッチャ面白かった。それに船体保険詐欺とか営業権の転売とか普段気にした事もない話で興味深かった。でも黒川さんってこんな警察小説を書いていたなんてそっちの方も驚いた。30年程前の作品だが色褪せ感は全く感じなく大阪弁のやり取りと一緒に楽しめた。☆☆☆☆☆2020/02/06

キムチ

58
この表紙を見 読んだ気に・・あれは夕食のオカズだった。黒川氏の直木賞受賞へ至る路程の初期傑作とある。面白すぎて頁を捲るのが止まらぬ。羽曳野から大阪府内をあちこち移動する捜査陣~総長とブン、キャリアの萩原。土佐へ徳島へ和歌山から泉南と🎶ケシ🍞ばばあと公言してはばからぬ総長、クールに決め 外見倒れでなく 分析能力に長けたエリート警部補が💎。犯人グループの手練手管の凄さ 頻出する海運業の内実に舌を巻くが~黒川氏に職歴が有り、実父は船舶ブローカーで蘊蓄アドバイスを得たとあり納得。とても執筆時の年代を感ぜず2022/02/13

kei302

38
疫病神シリーズで黒川作品に出会った人たちにお薦めしたい初期傑作:文芸評論家の池上冬樹氏。ブンと総長シリーズ第1弾。総長(53歳)ブン(29歳)の大阪府警捜一コンビ+キャリア警部補の3人が偽装海難事故と海運業界の利益に潜む闇を追う。東京文化圏への批判精神が時折現れる若々しい作品。 講談社刊の最初の文庫化では表紙の装幀も黒川氏自身がされている。見てみたい。2019/11/19

くろにゃんこ

33
こちらもかなり前の作品。こんなに手掛かりのないところから犯人に繋げるって警察も大変・・・関西弁のぽんぽん出てくる会話がやっぱり好きです。ブンちゃんと萩原、犬猿の仲かと思いきや、仲良しじゃん(笑)2020/06/06

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