出版社内容情報
大阪府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事――通称“ブンと総長”は、名神高速道路で起きた乗用車爆破事件の現場に来ていた。東京から赴任してきた新人キャリアの萩原警部補はことあるごとに大阪の水が合わないと言い、文田たちはこの年下の生真面目な上司に振り回される羽目に。続いてマンションで起きたガス爆発をきっかけに、意外にも過去の海難事故が捜査線上に浮かぶ。絡まった糸をほぐすように事件の真相にせまるうち、文田・総田と萩原の間にはほのかな友情が芽ばえる。
完成されたスタイルと抜群のリーダビリティを備えた、直木賞作家の隠れた名作。
内容説明
大阪府警捜査一課の文田と総田(通称“ブンと総長”)は、高速道路で乗用車が爆破された現場に来ていた。東京から来た新人キャリアの萩原警部補は何かにつけ関西人をこき下ろすため、文田たちはこの年下の上司と反りが合わない。続いてマンションで起きたガス爆発から、過去の海難事故が捜査線上に浮かぶ。複雑に絡まった糸をほぐすように捜査を続ける文田たちは意外な事実に近づく。圧倒的リーダビリティを備えた傑作警察小説。
著者等紹介
黒川博行[クロカワヒロユキ]
1949年愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年『二度のお別れ』でサントリーミステリー大賞佳作。86年『キャッツアイころがった』でサントリーミステリー大賞を受賞。96年「カウント・プラン」で日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年『破門』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kei302
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