出版社内容情報
大沢 在昌[オオサワ アリマサ]
著・文・その他
内容説明
北海道の麻薬取締官・大塚に、ロシアマフィアとやくざの取引の情報が入る。現場をおさえブツを押収するが、運び屋のロシア人は銃弾を体に受けながら警官2名を素手で殺害、逃亡してしまう。あり得ない現実に新種の薬物の存在が疑われるなか、男が1枚の絵を抱えていたことがわかる。不審に思った大塚はロシア人ホステス・ジャンナの力を借り、それが封印されていたイコン(聖人の肖像)であることを突き止めるが―。
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、名古屋市生まれ。慶應義塾大学法学部中退。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。その後、86年『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、10年、日本ミステリー文学大賞、14年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞。ハードボイルド、冒険小説を中心に幅広い分野で活躍中。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GORIRA800
7
サスペンスなのにワクワクさせられるなんだか罪深い内容 前半のバリバリの麻薬関連のハードボイルドからオカルト風味の内容になるのは予想外だった でも滑稽でもなくてじっくりと読ませられる2023/02/23
nori
5
新宿鮫シリーズではありません😄が、(鮫島の上司の)塔下が今作の主人公北海道に所属する麻薬取締官大塚の上司として登場する^ - ^。何か嬉しい。話は国際的に広がる壮大な事になっている。ロシアマフィアとイコンに描かれた聖魔の出現で、警察マルB暴対課と麻取部の組織軋轢も加わってそりゃもう大変❗️大沢在昌が力を入れて描いてくれたエンターテイメントストーリー。2024/01/15
みかちゅう
3
帯にはサスペンス長編とあるけど、オカルトですな。 サクサク読めます。2020/05/14
terukravitz
2
図書館本★★★☆☆2023/04/22
あきのぶ
2
とりあえず下巻へ2019/05/05