こうして誰もいなくなった

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041078549
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます」

伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」に招かれた10名の男女。
仮想通貨で巨万の富を得た大富豪、「デンスケ」の招待によるミステリアスなバカンスは、予想外の断罪で幕を開けた。
死亡事故を起こしたモデル、ブラック企業の社長、その肩を持つ政治家、「悪の食物連鎖の頂点に立つ」弁護士……。
次々暴かれる招待客達の悪行、そして恐るべき殺人事件が……。

有栖川有栖があの名作「そして誰もいなくなった」を再解釈し、
大胆かつ驚きに満ちたミステリに仕上げた表題作をはじめ、
ラジオドラマ脚本として描かれ、小説としては世に出ていない掌編や、
自殺志願者の恐怖と悔恨を描く傑作ホラー「劇的な幕切れ」、
書店店長の名推理が痛快な日常ミステリ「本と謎の日々」など、
一作たりとも読み逃せない名作揃い。

有栖川有栖作家デビュー30周年記念を飾る、華麗なる傑作作品集!!

内容説明

あの名作『そして誰もいなくなった』を再解釈し、大胆かつ驚きに満ちたミステリに仕上げた表題作をはじめ、ラジオドラマ脚本として描かれ、小説としては世に出ていない掌編や、自殺志願者の恐怖と悔恨を描く傑作ホラー「劇的な幕切れ」、書店店長の名推理が痛快な日常ミステリ「本と謎の日々」など、一作たりとも読み逃せない名作揃い。有栖川有栖作家デビュー30周年記念を飾る、華麗なる傑作作品集!!

著者等紹介

有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年生まれ。大阪府出身。同志社大学法学部卒。89年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながら創作活動を行い、94年作家専業となる。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。推理作家・有栖川有栖と犯罪学者・火村英生のコンビが活躍する「火村英生(作家アリス)シリーズ」は、開始後20年以上となる今も人気を誇り、18年に第3回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

368
4月の第一作は、新作をコンスタントに読んでいる有栖川 有栖の最新作です。長編かと思いきや、ショートショート、中短編のごった煮でした。オススメは表題作のアガサ・クリスティのオマージュ作『こうして誰もいなくなった』&再読の少年探偵団オマージュ作『未来人F』です。2019/04/01

紅はこべ

212
新本格派はいろんなオファーに応えることが求められて、器用でなくてはやっていけないね。表題作と「怪獣の夢」、ある意味政治的社会的。謎解きも社会派になり得る。表題作はポワロがあの事件に出会ったらって感じ。作家アリスがアリスのパロディを書く。一番好きなのは、「本と謎の日々」シリーズ化したら、成風堂シリーズのライヴァルになりそう。2019/12/30

mariya926

153
図書館にあったので借りてきました。実はこの作家さんは初です。最初は何か一つのテーマで流れているのかな?と思いつつ読みましたがそうでもありませんでした。一番面白かったのは書店ミステリーの「本と謎の日々」明智小五郎が出てくる「未来人F」そして「こうして誰もいなくなった」です。特に明智小五郎のは話し方もその通りで上手いなと思いました。アガサ・クリスティは読みたいのですが未だに手に入っていません。こうして誰もいなくなったはミステリーとして誰が犯人なのか推測しつつ読めたので面白かったです。2020/02/28

yamataka320i

132
★★★★☆ 2019年70冊目読了。有栖川有栖初読み作品。 氏の作家デビュー30周年記念傑作作品集。 見開き2ページのショート・ショートから百数十ページに渡る中編まで、多彩な作品が収録されている。 玉石混合ではあるが、個人的に特に面白かったのは、あの世界的名作のオマージュともいえる表題作「こうして誰もいなくなった」、怪人二十面相と名探偵明智小五郎の対決を描いたパスティーシュ作品「未来人F」、ライトノベル的風味でセンスを感じる「本と謎の日々」の3作。今後も氏の他の作品も読んでいきたいと思う。 2019/11/19

ナイスネイチャ

127
図書館本。超短編集から中編まで様々な作品を堪能。「本と謎の日々」「こうして誰もいなくなった」が面白かった。2019/08/03

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