出版社内容情報
グアムで起こる不可解な事件に日系人3世代探偵が挑む。新シリーズ第二弾!■一気読み必至のおもしろさ!
「松岡圭祐ならではの巧みなマジックが作中のあちこちに仕掛けられている。いっけん凡庸に思えた事件が、物語の展開につれて大イリュージョンへと変貌していくのだ。とんでもない面白さのミステリに仕上がっている」 吉野 仁(ミステリー評論家)(文庫解説より)
■各話の読みどころ
(吉野 仁氏の文庫解説より)
第一話「スキューバダイビングの幻想」
ひねりの効いた話運びの巧さに加え、予想外の真相に驚くばかりだ。
第二話「ガンビーチ・ロードをたどれば」gua
いわば不可能犯罪を扱った作品だが、大胆不敵な犯罪のトリックだけではなく、被害者女性に絡んだエピソードが心に響いた。
第三話「天国へ向かう船」
まさにイリュージョン・マジックとでもいうべき大がかりな事件が展開していく。スケールの大きさ、圧巻のトリック、緊迫感あふれるストーリーと三拍子そろった傑作である。
第四話「シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾート」
顧問弁護士の働きをはじめ、証拠となったビデオ撮影など、単純な殺人を意外性に満ちた探偵小説にしてみせる作者の手腕はお見事というほかない。
第五話「センターコート@マイクロネシアモール」
幾重もの企みがほどこされているため、まったく先が読めず、ただページをめくっていくばかりだ。
松岡 圭祐[マツオカ ケイスケ]
著・文・その他
内容説明
職業も年齢も異なる5人の男女が監禁された。その場所は地上100メートルに浮かぶ船の中!警察による規格外の救出作戦は成功するか?そしてすべてを見越していた犯人の悪魔的計画とは?(「天国へ向かう船」)リゾート地でありながら基地の島でもあるアメリカ準州のグアムでは、日本では想像もできない事件が発生する。そんな謎の数々に日系人3世代探偵・ゲンゾー、デニス、レイが挑む、全5話収録の傑作ミステリ短編集!
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hiro
榊原 香織
yukision
九月猫
さばかん
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- 和書
- 蟹工船 まんがで読破