角川文庫<br> グアムの探偵〈2〉

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角川文庫
グアムの探偵〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041076736
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

グアムで起こる不可解な事件に日系人3世代探偵が挑む。新シリーズ第二弾!■一気読み必至のおもしろさ!
「松岡圭祐ならではの巧みなマジックが作中のあちこちに仕掛けられている。いっけん凡庸に思えた事件が、物語の展開につれて大イリュージョンへと変貌していくのだ。とんでもない面白さのミステリに仕上がっている」 吉野 仁(ミステリー評論家)(文庫解説より)


■各話の読みどころ
(吉野 仁氏の文庫解説より)

第一話「スキューバダイビングの幻想」
ひねりの効いた話運びの巧さに加え、予想外の真相に驚くばかりだ。

第二話「ガンビーチ・ロードをたどれば」gua
いわば不可能犯罪を扱った作品だが、大胆不敵な犯罪のトリックだけではなく、被害者女性に絡んだエピソードが心に響いた。

第三話「天国へ向かう船」
まさにイリュージョン・マジックとでもいうべき大がかりな事件が展開していく。スケールの大きさ、圧巻のトリック、緊迫感あふれるストーリーと三拍子そろった傑作である。

第四話「シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾート」
顧問弁護士の働きをはじめ、証拠となったビデオ撮影など、単純な殺人を意外性に満ちた探偵小説にしてみせる作者の手腕はお見事というほかない。

第五話「センターコート@マイクロネシアモール」
幾重もの企みがほどこされているため、まったく先が読めず、ただページをめくっていくばかりだ。



松岡 圭祐[マツオカ ケイスケ]
著・文・その他

内容説明

職業も年齢も異なる5人の男女が監禁された。その場所は地上100メートルに浮かぶ船の中!警察による規格外の救出作戦は成功するか?そしてすべてを見越していた犯人の悪魔的計画とは?(「天国へ向かう船」)リゾート地でありながら基地の島でもあるアメリカ準州のグアムでは、日本では想像もできない事件が発生する。そんな謎の数々に日系人3世代探偵・ゲンゾー、デニス、レイが挑む、全5話収録の傑作ミステリ短編集!

著者等紹介

松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

84
1巻、3巻、そしてこの2巻という順番で読んだが、全く問題なく読めた。不倫旅行に来て行方不明になった日本人は何処へ消えたか、日本人観光客が集団で置き引きにあったがその置き引きの犯人は、あのレイが誘拐されたが無事救出できるか、殺人犯の完璧なアリバイは崩せるか、爆破予告の犯人はそして目的はと、ケンゾー、デニス、レイ三代のグアムの私立探偵が活躍する五編の短編集。短編ながら五編とも、“ひねり”が大変よく効いていて、楽しく読むことができた。早く4巻を読みたい。2019/05/29

榊原 香織

69
シリーズ2 面白くなってきた。連作短編推理。 イケメンクウォーターのレイに彼女ができないのが不思議。 グアム魅力的(サイパンの方がもっと好き)2021/10/21

yukision

56
シリーズ2作目。三世代の探偵それぞれの個性を生かした活躍がいい。グアム独特の雰囲気も感じられ、旅行気分も味わえた。2020/10/27

九月猫

56
前巻と同じような1話2話ときて(1話めはある意味ダイナミックだったけど)、3話めからぐんとエンタメ度が上がった。地上300フィートに浮かぶ船!そこに閉じ込められた男女5人。うち一人はレイ。船を地上に下ろせるのは島に1台しかない巨大クレーンだけ。しかしそのクレーンには信頼が置けない背景が。船を吊り下げたケーブルの耐えられる時間は残り少なく……密室とタイムリミットもののドキドキはらはら、心配しきりのデニスと泰然としたゲンゾー。面白かった。今巻はデニスメインのお話があったので、ゲンゾーメインも今後あるのかしら?2019/03/16

さばかん

50
なかなか刺激に溢れているのはグアム島。    全編において探偵が大活躍。     知的な味わいとは言い得て妙だ。      面白かった。2019/01/15

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