出版社内容情報
皆川博子が紡ぐ、妖艶かつ幻惑的な短編集夫に執拗につきまとう女には驚くべき秘密 があった……(「恋人形」)ほか、福田隆義氏のイラスト、中川多理氏の人形と小説とのコラボレー ションも収録。著者が紡ぐ物語世界の凄みと奥深さを堪能できる24編。
皆川 博子[ミナガワ ヒロコ]
著・文・その他
日下 三蔵[クサカ サンゾウ]
編集
内容説明
芝居小屋で起きた人気役者の謎めいた自殺と、その驚くべき顛末を描く「赤姫」。絵画をこよなく愛した父の死後、母の中に巣くう狂気に意外な形で気づく「陽射し」。女性の秘めた復讐心を静謐な筆致で浮かび上がらせる「紡ぎ唄」。中川多理氏が制作した球体関節人形から想を得た「そこは、わたしの人形の」など24篇。初期の作品から現在までの単行本未収録作品を精選して収録。短くも濃密な物語の数々に、著者の物語世界の多彩さと奥深さを堪能できる贅沢な作品集。
著者等紹介
皆川博子[ミナガワヒロコ]
1930年旧朝鮮京城生まれ。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞。85年『壁―旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞(長編部門)を、86年『恋紅』で第95回直木賞を、2012年『開かせていただき光栄です』で第12回本格ミステリ大賞を、同年に第16回日本ミステリー文学大賞を受賞した。15年には文化功労者に選出された。ミステリー、幻想文学、時代小説などジャンルを超えて活躍を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
藤月はな(灯れ松明の火)
あも
jam
吉田あや