角川文庫<br> ロック・オブ・モーゼス

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角川文庫
ロック・オブ・モーゼス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041064467
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

わたしはこのギターから全てを教わった??。珠玉の音楽青春小説!わたしはこのギターから全てを教わった――

いつも俯きながら生きてきた。
音楽がわたしに光を与えてくれた。
熱情、誇り、挫折、才能――青春の全てがここにある。
心を掻き鳴らす、珠玉の青春音楽小説。

朝倉桜は京都の私立校に通う高校二年生。同級生の「モーゼ」こと百瀬は幼い頃から天才ギタリストとしてもてはやされ、今はプロで活躍中だ。学校に居場所を見いだせない桜はいつのころからか目立たぬように行動するのが習い性になっていたが、モーゼの強い勧めでギターを始めることに。すぐにギターの虜になった桜は高校を中退し、モーゼ率いるバンド「モーゼス」に加入。プロのミュージシャンになると決意するが……。

花村 萬月[ハナムラ マンゲツ]
著・文・その他

内容説明

朝倉桜は京都の私立校に通う高校生。同級生の「モーゼ」こと百瀬は天才ギタリストとしてもてはやされ、既にプロで活躍中だ。学校に居場所を見いだせなかった桜は、モーゼの影響でギターに触れ、「世界が変わる」。音楽の虜になった桜は高校を中退。モーゼ率いるバンド「モーゼス」に加入。プロのミュージシャンになると決意するが…。熱情、誇り、挫折、恋慕―青春の全てがここにある。心を掻き鳴らす、珠玉の青春音楽小説。

著者等紹介

花村萬月[ハナムラマンゲツ]
1955年東京生まれ。89年、『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。その後、特異な感性で話題作を次々と発表。98年、『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞、2017年、『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うわじまお

43
萬月さんらしい、ブルースとバンドをモチーフにした青春小説でした。青春と才能と性差の葛藤だけではなく、生きることの大切な基準を教えてくれる1冊です。音楽が趣味の高校生の息子にすすめてみようと思います。2020/06/05

Emperor

36
感情移入なんかできなくていい。ぼくら凡人が理解できる範疇をはるかに超えた音楽と才能の世界。酔うようにゾーンへ入っていく桜。物語の鮮やかさに殺されかけた。2019/08/20

勇波

31
まがい物の音楽が溢れてる昨今の音楽市場で、小説ではありますが、本物の音楽を感じる事が出来る作品です。この手の小説をまだまだ楽しめる自分が少しだけ誇らしい★2018/08/11

かしまさ

12
10代後半くらいの主人公ではあるけどいわゆる青春小説とはひと味違う。「天才×天才の化学反応」の方がむしろ主題になっていて、初心者だったと思ったらいきなり才能開花してるのはちょっとリアリティないかも(笑) ま天才ですからね。世の中には読んで字のごとく楽器で「会話」できる人達がいて、それが故に常人には理解できない領域で悩みを抱えてしまうことがあって、そこでよすがにするものが何もないのは辛いだろうなぁ。2022/01/31

フジッコ

7
ロック、ジャズ、クラシック、その他多種多様な知識に裏打ちされた、一筋縄ではいかない物語でした。一筋縄ではいかないけど、今の私の心にビンビン響いて来る部分もあり、揺さぶられ、あっという間に、終わりを迎えたという感じです。ほぼ、ジャケ買いに近かったのですが、読んで良かったと思います。2019/03/31

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