出版社内容情報
酷い目眩に襲われ川に落ちた悠。ところが目が覚めるとそこは見知らぬ場所で、そばには獣の顔をした獣王・アラムがいた。「俺の子供を産んでくれ」と言われ、襲われた悠だったが…?異世界で出会ったαとΩの運命の恋
内容説明
悠の悩みは、全く性欲を感じず勃たないこと。ある日、川に落ちたはずの悠は気付くと見知らぬ場所にいた。そのうえ狼の顔をした獣人が「お前には、俺の子を産んでもらう」と言い出す始末。だけど何故か獣人が近づいただけで体が熱くなり、快楽にあらがえないまま悠は抱かれてしまう。獣人はこの国の王・アラム。この世界はα、β、Ωの性があり、王家直系の血を残すため、αであるアラムの子を産めるΩ・悠を召喚したという。男である自分が子を産めるわけがないと拒否する悠だったが…!?オメガバース登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
22
オメガバースはΩが悲惨な境遇にあるパターンが多いので、本書の様なΩが大事にされてる世界はホッとする。徹頭徹尾攻めが溺愛してるので異世界で前向きに生きていこうとする受の気持ちの変化も納得。2018/01/16
りんりん
12
作家&絵師で購入。転生・獣人オメガバース。先が読めるほどの安心作品ではあるが、そんな中で要所要所を締める獣王様は良い男である。堪能させて頂きました。2018/05/05
華緯
10
なかなか電子にならないので紙本で購入。天野さんのこの異世界に飛ばされるシリーズは好きなんだけど、今回は今ひとつ乗り切れない…;;…Ωの習性もあって、出だしから見ず知らずのαに発情するという状況に、抵抗しようという意思はあるけど全く叶わずに流される状況に、『え〜』感がハンパない;;陰謀的なものはあるけど末端が切り捨てられただけで解決もしない;;ちょっとユルすぎ;;いや、それが持ち味だと理解はしてるんだ;;2018/04/07
かなっち
5
久しぶりの天野さんです。この作家さんのファンタジーが好きで以前はハマっていましたが、だんだん同じような感じに飽きてきて遠ざかっていました。…が、初のオメガバースに期待して、手に取りました。オメガバースは何冊か読んでいますが、レイプ(未遂はありますが)や地位の低さなどが強調されてなかったのが良かったです。おまけに、最初から甘々で溺愛ぶりが気持ち良くて。ただ、やっぱり淡々としていて、萌えやキュンがなかったのが残念でした。でも、赤ちゃんは可愛くて、もっと育児のシーンも見たかったです。2018/01/08
コウみん
1
未知の世界に来てしまった人間の少年がαの狼男の子孫を残すためにΩになる。 4年ぶりに読んだBL小説で感覚が良く分からないが、人外物が好きな私にとっては予想通りに面白かった。 でも、田亀さんが昔、描いたゲイ同人誌が思い出したのは気のせいかも知れない。2018/04/25