西郷(せご)どん!並製版〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041061725
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

2018年大河ドラマ原作小説。まったく新しい西郷隆盛の誕生!

なんという目をした男だーー。
吉之助の目を見た者は、誰もがそう呟いた。
下級武士の家に生まれた西郷吉之助(のちの隆盛)は、貧しいながらも家族やのちに大久保利通となる正助ら友に恵まれて育つ。島津斉彬の雄姿を間近に見た吉之助は、いつの日かこのお方にお仕えしたいと焦がれるようになる。時は幕末。夢がかない、藩主となった斉彬の側仕えとなった吉之助は江戸に京都に飛び回る様になった。敬愛する斉彬の死、度重なる遠島、奄美の島で知った初めての愛。激動の幕末を駆け抜け、新たな時代をつくった男の生涯を描く。
並製版(上・中・下)と上製版(前・後編)の二種類同時刊行!

◆初出:「本の旅人」2016年2月号~2017年9月号

著者紹介
林 真理子(はやし まりこ)
1954年、山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、95年『白蓮れんれん』※1で柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞を受賞。13年刊の新書『野心のすすめ』は独自の人生論が多くの共感を呼びベストセラーに。そのほか『葡萄が目にしみる』『ミカドの淑女』『聖家族のランチ』『RURIKO』『正妻慶喜と美賀子』『我らがパラダイス』、人気エッセイ“美女入門”シリーズなど、小説、エッセイ両分野で活躍中。※1 タイトルの 蓮 は正式には2点しんにょうです。

内容説明

幕府側として蛤御門の戦いに勝利した吉之助は、生まれついての大将としての才能を開花させた。長州征伐を企図し勝海舟と面会した吉之助だったが、勝の提案が彼を変えようとしていた。五代友厚、坂本龍馬、高杉晋作、木戸孝允、岩倉具視。維新に名を残す男らと議論をかさねた吉之助は、無血開城を断行する。一方、盟友・大久保一蔵は、新しい国家の設計図を作りだしていた。幼い頃から常に共にいた吉之助と一蔵。二人に別の道を歩む時が訪れたのか―。新しき時代、維新編!

著者等紹介

林真理子[ハヤシマリコ]
1954年、山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、95年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

189
下巻に入ると、維新の英傑たちが 一斉に動き始める。藩を そして 国を変えた 男たち …龍馬のほとばしるような 立ち振る舞いが 心地良い。 革命の主役であった 西郷と大久保の 立ち位置が 維新後 微妙に 変わり、そして 西南の役へ…西郷隆盛の人間味に主眼を 置いた 軽快な作品だった。2019/01/09

あきぽん

50
2018大河ドラマ原作本3分冊の3。薩長同盟から西南戦争まで。司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読む気力はないけど西郷さんについての本を読みたい私には良い長さだった。しかし難しくてページ数の割に読むのに骨が折れた。もっと小説として嚙み砕いていれば、この本はもっと売れて読メ登録者数も多かったろう。大河ドラマ第一回を観たが、そっちの方はドラマとしてちゃんとかみ砕いていた。ドラマの筋がわかり易く面白くかつ史実から離れず、鈴木亮平が爽やかな西郷さんイメージを作ってくれることに期待。2018/01/09

JUN

20
西郷どんの人となりが垣間見えた気がした。2018/01/26

ichi

18
【図書館本】西郷隆盛の最期はどうだったのか?と気になり読んで見ました。最後の最後はハッキリしていませんでしたが、実際大河ドラマでどう表現するのかが今後楽しみです。2018/06/17

わんつーろっく

18
これからの大河ドラマがますます楽しみになるような、西郷どんの一生をおさらい。西郷は目標のロマンチスト、手段のリアリストだと聞いた。幕末だけの数年だけで、巻末の参考資料の多さに、今さらながら「勝者と敗者など、いつ入れ替わるかわからん」という時代の多面性をみる。明治維新から150年、この国はどれほどかましな国になったんじゃろか。2018/05/20

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