出版社内容情報
隣国・トワイルと戦争に突入し、必死に領地を守るアイリス。領民たちと力を合わせ危機を乗り切ろうとする彼女の元に、第一王子アルフレッド戦死の知らせが!? ワーキングお嬢様、望む未来をつかむために奔走する!
内容説明
私の存在意義なんて、どうでもいい。…けれど、私自身が歩いてきた結果が今、ここにある。隣国トワイルとの開戦に、アカシア国の陰謀を感じたアイリスは、今まで自分を支え信頼し、共に歩んでくれた全ての人々の力を借りて奔走する。そんななか、最前線で第一王子アルフレッド―即ちディーン戦死の知らせが届き…!?バッドエンドから始まったワーキングお嬢様の物語、様々なものを喪い、そして得て、彼女が見つけた“幸せ”とは!?
著者等紹介
澪亜[レイア]
1990年生まれ。A型。巷でインターネット小説が流行った頃から、通学時間を利用して読んでいた。近年インターネット小説の世界に戻り、『公爵令嬢の嗜み』を執筆してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
25
★★★ 完結編。まぁ上手くまとめたんじゃないかな。2017/10/21
dorimusi
18
本編としては完結。なのかな。 戦記物でもないので、東部も北部も戦闘そのものはおいとくとして。ディーンの死亡説→レティ即位への流れは計画通りなのかは読者にはわかるようにしてほしかったな。ディーンに対する評価が全然違うものになっちゃうと思うんだけど。。 偶然生き残って、アイリスが断ったみたいだしラッキーみたいな、場当たり的な結ばれ方になってない? 6巻以降も借りてるけど続きはいいや。完結まで一気に読んだ!って言う達成感はある。2021/12/04
anko
15
恋愛ものと言うより歴史人物ファンタジーなのかなと。公爵令嬢アイリスがたくさんの謀略や困難にぶつかりながらも成功と愛をつかみ取るお話。転生ものでもありお決まりの断罪シーンから始まるけどそれぞれのエピにクライマックスがあり対決の場面、戦いの場面それぞれに臨場感もあって一気読み。長いお話なのに冗長にならずスピード感のある展開と魅力的な登場人物に魅せられた。最後はちょっとバタバタしたかな。これで終わりは寂しいような、番外編やスピンもあるかな?2017/10/06
いくら丼
13
集大成の本編完結編です。駆け抜けます。今までの努力が一気に花開きます。東の報告はまじで泣く……そして、母は強し――とは言いますがちょっと強すぎやしませんかねw人を信じること、或いは人を愛すること……これって物凄く難しいと思う。少なくとも私にとっては非常にハードルが高い。「愛している」とか聞くと、基本薄っぺらく聴こえてしまうのは、私が人の愛を信用できていないんだろうなw恋愛感情を知らないのも、他人に心を許していないんだろうなと思う今日この頃、こんな経験をしてもそれを手放さないアイリスは強いと改めて思います。2022/09/23
しろね
13
アイリス編最終巻。ついに恐れていたトワイル国との戦争が始まり、領地を守るべくアイリスは仲間たちの力を借りて奔走します。そして、アイリスは今まで走り続けた結果と向き合うことになり…。常にハラハラする様子がひたすら続き、読む手が止まりませんでした。また、最後まで読んでアイリスはわたしにとって理想の女性だと心から思いました。2020/08/27