一私小説書きの日乗 遥道の章

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一私小説書きの日乗 遥道の章

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041042021
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

妙に後引く日記文学多数の作家から圧倒的な支持! 執筆、酒、テレビ出演、読書、編集者との交渉――。一見なんの変哲もない日常を、異能の私小説作家がときに淡々と、そしてときにはネチネチと綴る、妙に後引く日記文学、好評第四弾。

西村 賢太[ニシムラ ケンタ]
1967年東京都江戸川区生まれ。中卒。2007年『暗渠の宿』で野間文芸新人賞、11年『苦役列車』で芥川賞を受賞。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『瘡瘢旅行』『人もいない春』『廃疾かかえて』『一私小説書きの日乗』等がある。

内容説明

異能の私小説家、“凡庸”日記第四弾!2014年7月~2015年6月。

著者等紹介

西村賢太[ニシムラケンタ]
1967(昭和42)年7月、東京都江戸川区生れ。中卒。2007(平成19)年『暗渠の宿』で野間文芸新人賞を、2011(平成23)年「苦役列車」で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺

83
西村賢太日記2014年6月20日~2015年6月19日。私は賢太さんに憧れている。私より歳上の西村賢太が、毎日昼頃起き、風俗に行き自慰をして、小説を書き、酒や肉類やインスタント食品を鯨飲大食し、喫煙し、早朝から晩酌をする。私もこんな毎日を送りたい。この本は今までの日記以上に食事記録だらけに見えたが、詳細には書かぬ悩みやスランプがわかる。稲垣潤一と飲んだ後に藤澤清造の終焉地で気付く己の悩みの理由。その後に訪れるスランプ。気楽な生活に見えて実は孤高孤独の暮らしなのである。これからも西村賢太を読み続けたい。2016/08/18

そうたそ

38
★★★☆☆ 日記文学とあるが、まあただの日記である。著者のファン以外は恐らく誰も読まないであろう。その日の仕事内容、食事内容等々がただただ綴られていくだけで、たまに書き留めておくような出来事があれば、軽くそれに触れられる程度。今回はどうやら「サイゾーウーマン」の記事にお怒りだったようで。「疒の歌」が全然売れておらずTV出演も効果なしとの記事に、そもそも「疒の歌」に限らず「苦役列車」以外は全く売れてないんだと開き直って逆ギレするあたり最高である。やはり一冊に一回くらいはこのキレっぷりを見たいものだ。2016/06/28

おかむら

38
大食い日記も4冊目。相変わらず「信濃路」に行ってます。あと買淫のあとの喜多方ラーメン大盛り。今回は家呑みに手製のおかずが度々登場。そしてちょいうまそー。買淫の「一応の当たり」「それなりに当たり」ってとこオカシイわ。2016/06/21

Kei

33
初読み。日記文学が好きなので。レビューを読むと、みなさんコアなファンのようで恐縮です。マスメディアから、ちょっとキモい芥川賞私小説家の印象でしたが。ある意味、真摯で純粋。創作への取り組み、テレビ出演に対する相半する考え、嫌いな編集人への憎悪、恩人への終生の感謝、自堕落でいながら規則的な生活。借読、当たり。(笑)失礼しました。2016/09/23

抹茶モナカ

25
西村賢太さんの日記シリーズ。寿司を毎日のようにモリモリ食べるところに、西村賢太さんは金持ちになったんだな、と実感。ジャンクな食生活から、少し手の込んだ物へ食べる物が変わった印象。良い中年なのに、風俗に行くのも、元気で羨ましい。すらすら読めて、何となく刺激を与えられる不思議なシリーズ。2017/05/05

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