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深泥丘奇談・続々

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041037324
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ゾクゾクする面白さの最新刊!いよいよシリーズ完結篇にして新境地へ!2004年に怪談専門誌『幽』でスタートした〈深泥丘シリーズ〉。今夏、シリーズ完結篇となる第三集『深泥丘奇談・続々』がついに刊行。本格ミステリ作家が「謎→解決」の枠組みにとらわれない創作怪談に挑んだことで、第一集刊行時には大きな話題となった本シリーズ。作中の京都・深泥丘界隈に住む作家の「私」は、相も変わらず奇天烈な怪異体験とその忘却を繰り返しています。もはや「怪談」の枠組みにさえとらわれない、奔放な、前代未聞の「奇談」の数々――! とりわけラストに収録された「ねこしずめ」は、奇抜な発想、豊かな幻想味、文章の妙などがあいまって生まれた、およそ類例を見ない傑作小説。綾辻行人のさらなる新境地。
ブックデザイン:祖父江慎  イラスト:佐藤昌美   ◇初出:「幽」「文芸カドカワ」連載


タマミフル
忘却と追憶
減らない謎
死後の夢
カンヅメ奇談
海鳴り
夜泳ぐ
猫密室
ねこしずめ

綾辻 行人[アヤツジ ユキト]
1960年京都生まれ。87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。『霧越邸殺人事件』『緋色の囁き』『眼球綺譚』『最後の記憶』『暗黒館の殺人』『Another』『深泥丘奇談』など。92年には『時計館の殺人』で推理作家協会賞受賞。ミステリーおよびホラーを中心に著書多数。

内容説明

鬼才、綾辻行人の奇なる跳躍!“もう一つの、ありうべからざる京都”に住まうミステリ作家が遭遇する、奇天烈な怪異の数々。当惑と恐怖、驚愕と忘却の繰り返しのうちに月日は流れ…ついに“世界”は、目眩く終焉を迎える―!?破格の怪談絵巻、待望の第三集にして完結篇。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

187
綾辻行人は、新作中心に読んでいる作家です。深泥丘奇談シリーズは、初読です。本書は私小説的な奇談・幻想連作短編集のイメージ。装丁も雰囲気があり、挿絵も含め素敵な1冊となっています。あまり怖さはありませんが、オススメはクラシックホテルでゴシックホラー的な「夜泳ぐ」とリアル・キャットタワーの「ねこしずめ」です。2016/09/02

ダイ@2019.11.2~一時休止

140
深泥丘その3。連作短編集。あとがきにこれで一区切りとあるがまだまだ続きそうな感じもする。作者もあいまいにしてるし怪しい所がこのシリーズの魅力?。2016/08/26

nuit@積読消化中

126
第三集まで一気読み!ここで深泥丘奇談はいったん一区切りとなってしまったが、著者あとがきによると「深泥丘」を舞台とした小説をもう書かないと断言するわけでもないらしいので、是非、引き続きどこかでまた復活させて欲しいと切に願います。Q製薬のタマミフルの家といい、古城めいた風情のQ**ホテルなど、まだまだ冒険しがいがありそうな深泥丘。そして番外編で猫目島についての怪奇談なんかも読みたいです!2017/06/24

103
幻想的な雰囲気の作品。所々でゾクッとしたり不気味な感じがするけど、それ以上に著者の遊び心を感じた。踏まれた形跡が無い猫には笑った2019/04/25

papako

77
京都に帰省しなかったので、読書で帰省。ふふふ、やっぱりこのシリーズ楽しいですね。作者も楽しんで書かれているのでは?そして3冊目になるとネタ切れなのかしら、ちょっとダジャレが満載。『死後の病院』とか。『猫密室』って?人に踏まれた形跡のある猫ってどんな?『猫柱』って!そりゃ猫帰ってこられないよ!あー、楽しかった!2020/05/11

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