出版社内容情報
ゾクゾクする面白さの最新刊!いよいよシリーズ完結篇にして新境地へ!2004年に怪談専門誌『幽』でスタートした〈深泥丘シリーズ〉。今夏、シリーズ完結篇となる第三集『深泥丘奇談・続々』がついに刊行。本格ミステリ作家が「謎→解決」の枠組みにとらわれない創作怪談に挑んだことで、第一集刊行時には大きな話題となった本シリーズ。作中の京都・深泥丘界隈に住む作家の「私」は、相も変わらず奇天烈な怪異体験とその忘却を繰り返しています。もはや「怪談」の枠組みにさえとらわれない、奔放な、前代未聞の「奇談」の数々――! とりわけラストに収録された「ねこしずめ」は、奇抜な発想、豊かな幻想味、文章の妙などがあいまって生まれた、およそ類例を見ない傑作小説。綾辻行人のさらなる新境地。
ブックデザイン:祖父江慎 イラスト:佐藤昌美 ◇初出:「幽」「文芸カドカワ」連載
タマミフル
忘却と追憶
減らない謎
死後の夢
カンヅメ奇談
海鳴り
夜泳ぐ
猫密室
ねこしずめ
綾辻 行人[アヤツジ ユキト]
1960年京都生まれ。87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。『霧越邸殺人事件』『緋色の囁き』『眼球綺譚』『最後の記憶』『暗黒館の殺人』『Another』『深泥丘奇談』など。92年には『時計館の殺人』で推理作家協会賞受賞。ミステリーおよびホラーを中心に著書多数。
内容説明
鬼才、綾辻行人の奇なる跳躍!“もう一つの、ありうべからざる京都”に住まうミステリ作家が遭遇する、奇天烈な怪異の数々。当惑と恐怖、驚愕と忘却の繰り返しのうちに月日は流れ…ついに“世界”は、目眩く終焉を迎える―!?破格の怪談絵巻、待望の第三集にして完結篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
ダイ@2019.11.2~一時休止
nuit@積読消化中
雅
papako