出版社内容情報
呪いのバイオリンが奏でる旋律が、バイオリニストの死を招く――
19世紀、切り裂きジャックが跋扈するイギリス。スコットランド・ヤードのフレイ警部は、密命を帯びてエディンバラで起きた猟奇殺人事件の調査に赴く。そこで待ち受けていたのは、オカルトマニアの警部だった……。
【著者紹介】
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内容説明
1888年、イギリス。スコットランド・ヤードで辣腕をふるうイアン警部は、密命を帯びてエディンバラに赴くことになる。切り裂き魔に似た手口でバイオリニストが殺されたというのだ。彼を待ち受けていたのは、オカルトマニアで“九っ爪”のマグレイ警部だった。出会うなり反発を覚える2人だが、事件に見え隠れする悪魔のシンボルを調べ始める。だがその矢先、第2の事件が…魔術的な謎と滑らかな筆さばきが幻惑的なミステリ。
著者等紹介
デ・ミュリエル,オスカル[デミュリエル,オスカル] [de Muriel,Oscar]
1983年メキシコシティ生まれ。10代から小説を書き始め、大学卒業後、イギリスに渡って化学工学の博士号を取る。翻訳家などの仕事を経て作家となる。『悪魔のソナタ』が長編デビュー作。バイオリニストでもある。現在はイングランドのマンチェスター在住
日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生まれ。青山学院大学理工学部卒。日本推理作家協会会員、日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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