角川文庫<br> 水木しげるの古代出雲

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角川文庫
水木しげるの古代出雲

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041030073
  • NDC分類 164.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報



水木 しげる[ミズキ シゲル]
著・文・その他

内容説明

鳥取県境港に育った水木しげるは幼いころ、島根半島の日本海側によく出かけていた。神々が住まう島根県沖に浮かぶ隠岐の島は、水木しげるの実家・武良家のルーツでもある。長じてからは古代出雲族とおぼしき青年がいく度となく夢枕に立ち、自分たちの無念を訴えかけてきた。出雲神話に秘められた壮大な謎に迫る、水木版・古代出雲史!はたして『古事記』に描かれた「国譲り」の真の姿とは。巻末には番外編を特別収録。

目次

第1章 天地創世
第2章 アマテラスとスサノオ
第3章 出雲神話
第4章 オオクニヌシの試練
第5章 スクナビコナとオオモノヌシ
第6章 アメノヒボコ襲来
第7章 国譲り
第8章 謎の出雲青年
第9章 出雲大社造営
水木しげるの古代出雲 番外編
妖怪人類学フィールドワーク 美保関

著者等紹介

水木しげる[ミズキシゲル]
1922年(大正11年)生まれ、鳥取県境港育ち。徴兵でラバウルに送られ、激戦地で左腕を失うも九死に一生を得て生還した。戦後は、生活のために数々の職業に就く。ふとした縁で紙芝居作家になり、以後、貸本漫画家を経て、人気漫画家として多忙な日々に追われる。紫綬褒章、旭日小綬章を受章、文化功労者にも選ばれ、日本の漫画界を代表する巨匠であるが、近年は作品とともに水木しげる本人への人気も高まる。2007年フランスでフランス語版『のんのんばあとオレ』が日本人初のベストコミックブック賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

67
本編は単行本出版時に読んだので、文庫版付録の『水木しげるの古代出雲 番外編』と『妖怪人類学フィールドワーク 美保関』のみ読む。番外編は島根探訪記漫画。大和朝廷が出来る前はオオクニヌシが日本国王だったと夢想する。フィールドワークは2008年のもの。まだ元気だった頃の水木しげるが良い。旅行中、同行の京極夏彦に「屁が出るわけですが、よろしく」と言って放屁する水木さん(笑)。フィールドワークのイラストも、式典の最中に京極夏彦の前で屁をこいた絵(笑)。水木しげるの屁は、くだらないが鉄板である。2016/01/11

Vakira

52
しげるさんの描く「古事記」の大国主命が主に主役の物語。古事記に書かれていた内容をよく知らないので、そーだったんだ~と納得しながら読んでしまう。国譲りの話は新鮮。天照大神と対立して最終的に譲ったのね。この話は安彦良和さんも「ムナジ」で書いているので比べて読んでみると面白いかも。石ノ森章太郎さんの日本の歴史ではどうなのだろう。これも比べて読みたい。しげるさんの場合は地元が島根県なので本人が登場、歴史を考察して独自解釈が面白い。2024/01/21

oldman獺祭魚翁

43
出雲(正確には鳥取県だが……)出身の水木さんが書かれた日本神話と「出雲の国ゆずり」の解釈、おそらく出雲王国は大和王国と並ぶ古代日本の強国だったのであろうが、結局大和に滅ぼされ、その神話に組み込まれる形で、支配される様になったのであろう。国ゆずり神話を読む度に、そう思ってきたが、水木さん自身もそれを感じたらしく、後半の3分1はそれについて書かれている。いずれにしても勝者の描いた歴史程、あてにならないものは無い訳である。2022/12/08

おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ

43
眠れないのでいっちょうレビューでも書くかと思い、選んだのがこの本だということに特に意味はない。古代出雲の国譲り神話について、水木氏の推察も交えて漫画で描かれている。自然を崇め自然から糧を得てきた古代の人々が自然の事象を神の行ないと敬い、それぞれに神の名を冠し物語として伝えたであろうことは想像に難くない。そこへ稲作や製鉄などの優れた技術を持った集団が渡来し、変わりゆく国と民族のなりたちを正義正当なものとして概ね真実をベースに神話が創られたのだと思う。眠れない時に書いたらつい普通のレビューになってしまった。2017/04/10

井月 奎(いづき けい)

42
滅ぼした出雲を祀る出雲社をあつく敬う。日本はつくづく畏れと敬いの同居した心を抱く人たちの集まりなのですねえ。大国主の祖を須佐之男命に求めて、天照大神との関係を保たせる。それは併合したことを隠すとともに後々までも敬うことにもなります。畏れる者を敬い、その存在を尊ぶ。この寛容と狭量が不思議に同居することはこの後、天照大神の末裔である天皇家が仏教を取り入れることにもつながるのでしょう。もしかしたら今でも世は固まっていないのではないでしょうか?伊邪那美と伊邪那岐が天橋立から矛で海を練っているのかもしれませんねえ。2019/03/20

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