角川ホラー文庫<br> バチカン奇跡調査官―ソロモンの末裔

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角川ホラー文庫
バチカン奇跡調査官―ソロモンの末裔

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041029398
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

天才神父コンビの事件簿第11弾、今度の舞台はエチオピア!

ソロモンとシェバの女王の末裔が伝えた『契約の箱』とは?
調査に向かった2人に、想像を絶する過酷な試練が襲いかかる。
「平賀、君に出会えたことは、僕の人生の宝だった。本当にありがとう──」

バチカンの奇跡調査官・平賀とロベルトのもとに、エチオピアから奇跡調査の依頼が入る。
はるか昔、ソロモン王とシェバの女王の子が持ち帰ったという『契約の箱』。その上空に、巨大な炎の剣と天使の姿が浮かび上がったというのだ。
早速2人は現地に向かうが、箱は聖職者の兄と弟に持ち出され、行方不明になっていた。
さらに兄弟を追う平賀らの行く手には、想像を絶する過酷な状況が待ち受けていて──。
2人に生命の危機が迫る、天才神父コンビの事件簿、第11弾!

プロローグ シェバと名乗った男
第一章 契約の箱とケルビムの奇跡
第二章 アディスアベバ
第三章 オベリスク
第四章 石窟教会
第五章 試練
第六章 栄光の門
エピローグ 箱の中の真実

内容説明

平賀とロベルトのもとにエチオピアから奇跡調査の依頼が入る。はるか昔、ソロモン王とシェバの女王の子が持ち帰ったという『契約の箱』。その上空に、巨大な炎の剣と天使の姿が浮かび上がったというのだ。早速現地に向かうが、箱は聖職者の兄と弟に持ち出され行方不明になっていた。さらに兄弟を追う平賀らの行く手には、想像を絶する過酷な状況が待ち受けていて―。2人に生命の危機が迫る、天才神父コンビの事件簿、第11弾!

著者等紹介

藤木稟[フジキリン]
大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリー、伝奇、ホラー、SF、児童書など幅広いジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズ、「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青蓮

111
奇跡調査シリーズ第11弾‼今回はアドベンチャー色強目で面白かったです。今まで以上に過酷な体力勝負+頭脳勝負!!平賀、本当にメンタルタフですね~正に大天使‼前半戦は平賀、後半戦はロベルトが大活躍。インディージョーンズの話が好きな方は好きかも。 2017/09/14

ひめありす@灯れ松明の火

107
今回はバチカン神父コンビといく『藤岡○、探検隊』でした。二人に掛かるとバオバブの木は唯の強欲ではなく、厳しい環境でも縋られた物を見はなさぬ懐の深さの証立ての様。もはや事件とかトリックとかどうでも良くなっている気も。皆が怒る場面で、人の弱さと罪深さを赦そうとする平賀の姿は後光が差しているようでした。とはいえ、ロベルトと平賀がきゃっきゃしている姿は変わらずほのぼのとしているのですが。雲隠れ中のローレンも変わらず平賀を気にかけてくれるのでほっとしています。これで最新巻まで追い付いてしまったので、ちと寂しいです。2016/05/17

ぽんすけ

74
今回の舞台はエチオピア。シバの女王とソロモン王ですよ!インディージョーンズやグーニーズっぽくて面白かった。しかしエチオピアって正教会にカトリック、ユダヤ教にイスラム教が入り乱れるすごい国なんですね。作中で地域住民の葬儀の時、宗派問わずに皆が参列し、亡くなった方の宗派にきちんと配慮して途中で遠慮するとか、自然に共存する流れができてるって素晴らしい。世界中が本当にこんな風になれたら争いはなくなるだろうな。今回の砂漠を放浪する場面平賀の美しい心に全面降伏です。鳥取砂丘で暑くて死ぬ死ぬ言ってた自分が恥ずかしいw2023/07/03

カナン

67
エチオピアを舞台としたインディー・ジョーンズね、成程。途中「神父って何だっけ」と思った自分は悪くない。だから最後のドイツ語のやり取りを見て、漸くこのシリーズ全体の流れを思い出した私は悪くない。って云いたくなっちゃうぐらいがっつりインディー・ジョーンズしてるんだものー。サバイバルする神父とか絵的にどうなの藤木先生(笑) そして此処に来て少しロベルトの性格にぶれが生じているように思えたのは何故かしら。神父コンビの信頼は変わらないけれど、彼ってこういう人間だった?と首を傾げるシーンがいくつか…まぁ次に進みます。2017/01/09

そのぼん

60
シリーズ第13弾。今回はアフリカが舞台ということなので、いつものヨーロッパの雰囲気はなかったです。古代文字や色々と神秘的なものも出てきて楽しめました。砂漠の場面ではゾッとしましたが・・・。2016/04/09

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