内容説明
真野萌奈美、いたって普通の高校2年生…だったはずなのに、突然現れた男が身辺警護をするという。彼曰く、世界の出来事は、学校の出来事とシンクロしていて、わたしは世界の行く末の鍵を握っているんだって!早朝練習をしていた3つの部活の陣地争いが、中東紛争につながっているなんて、信じられないけど本当みたい。知らない人たちから、命を狙われることになったわたしの運命は、どうなっちゃうの!?ユーモア学園ミステリ。
著者等紹介
はやみねかおる[ハヤミネカオル]
三重県生まれ。教師となり、子供を夢中にさせる本を探すうちに、自ら書き始めた「怪盗道化師」が第30回講談社児童文学新人賞に入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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hnzwd
57
学校が世界とシンクロしているという設定が面白い。部活間の争いが中東の紛争とシンクロしたり、先生主導で行われる校内緑化活動がスポンサーがつかない自然保護活動にシンクロしたり、。主人公はそんな中に紛れ込んだイレギュラー。事件を止める可能性もあるけれど、とてつもなく大きくしてしまう可能性もある。ただしドジっ娘。楽しく読めましたー2015/03/14
みかん🍊
54
朝井リョウ推薦という事で期待したが漫画のようなドジッ娘で食いしん坊な主人公モナミ、女子高生がこんなに頭悪くていいのかと思ってしまった。学園ファンタジーミステリーで好きなジャンルで1人一人の力が世界を変える、世界情勢を他人事ではなく危機感を持って見ようよとストーリーの本筋としては通っているのですが、あまりにも軽すぎ。2014/11/04
おかむー
48
『ユーモア学園ミステリ』とのことだけれど、ノリとテンポと勢いで世界を救っちゃうラノベでしたとさ。『可もなし不可もなし』。食いしん坊のドジっ子主人公・モナミの周囲で起こる出来事は世界の動向とシンクロしている。世界の危機を回避するためにモナミを護衛するシスコン忍者・丸男、ナルシストのナル造(自称『ミック』本名権田原大造)、マッドサイエンティスト神田川永遠と個性的な登場人物の割には全体的にさらりとした展開。終盤で『個人の意思が世界を動かせるか』というテーマが見えてくるが、そんなテーマもさらりと流れてしまう感触2014/11/18
だんぶる
30
何となく星新一の世界観に似ている。学校は社会の縮図という感じだろうか。面白く読ませていただきました。2016/08/21
たかなし
27
文庫が手に入ったので再読。あいかわらずはやみねかおる先生はキャラを作るのが上手いですね。みんな魅力的です。イラストも可愛いです。モナミさんはちょっと関わりたくないですね(笑)★★★☆☆2018/08/29
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