角川文庫<br> 無印良女(むじるしりょうひん) (改版)

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角川文庫
無印良女(むじるしりょうひん) (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041016954
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

自分は絶対に正しいと信じている母。学校から帰宅しても体操着を着ている、高校の同級生。群さんの周りには、なぜだか奇妙で極端で、可笑しな人たちが集っている。鋭い観察眼と巧みな筆致、爆笑エッセイ集。

内容説明

私は失業中、弟は浪人中、母は離婚したばかりだった―。エッセイストとしてデビューした娘を自慢しながらペンネームを間違えまくり、でも自分は絶対に正しいと信じている母。潔癖症で勉強しすぎの弟。学校から帰宅しても体操着を着ている、高校の同級生。奇行で知られる八十六歳のモモヨ婆さん。群さんの周りには、なぜだか奇妙で極端で、可笑しな人たちが集っているのだ。鋭い観察眼と巧みな筆致が光る、爆笑エッセイ集。

目次

されど母娘の間柄
マリコちゃんのしあわせ
豪快一路で花開け
カミナリは知っている
ゲートボールと天国の門
奴隷が賢弟になる日
お医者さんごっこの行きつく所
Bランクを狙え!
身の上話にご用心
経産婦とバター犬の謎
怪傑おばさんの商売必勝法
母想う娘の深いため息
お父さんと呼ばない
あっけらかんと、さようなら

著者等紹介

群ようこ[ムレヨウコ]
1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らむり

51
なにこれ、面白い!最近読んだ中では、大久保さんの「美女のたしなみ」も面白かったけれど、こっちのほうが断然笑えた。2014/09/09

38
クスッと笑えるエッセイ集.無印良品関連の本かと思ったけど特にそれとは関係なかった.登場人物のキャラが濃くてどの話も面白かった.文体も柔らかくて好き.2021/12/19

saga

33
著者の動物エッセイを読んで好きになった。自分より一回り以上姐さんだが、時代背景をありありと想像できる。そして人間観察も優れているのだと思った。2019/01/19

MINA

28
こんなに面白いエッセイ見たことない!実話で驚愕の濃いキャラたち。事実は小説より奇なり、ということなのか?約30年前刊行ならではの感じがある。自由奔放さ、というべきか。そして解説まで笑えるとか…素晴らし過ぎる!!!皆、強烈過ぎる個性を持て余したり隠すことなく堂々と表に出してて清々しい。他人の目なんて誰も気にしてない。ラストの父親が本当にあらゆる意味でどうしようもないのに、何故か悲壮感を全く感じさせずひたすら愛嬌があるのが愉快だ。こんなに奇妙で可笑しな人達が胸張って人生を謳歌してるのが凄くかっこいいと思った。2014/07/21

tokkun1002

26
エッセイ3冊目。人物もの。不遇と言える環境の中、結果的に自分の場所を見つけた彼女はやはり強いと思う。簡単に笑えない話ばかりだな。僕も頑張らなきゃ。2013/11/12

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