内容説明
その順で、本当に正しい?実は筆順に「唯一の正解」はない。だからといって、決して不要というわけではない。いつ誰がどのように決めたのか等々、謎を解き明かしながら、本書は、筆順のルール、指導法を説明。正しい知識を得たい人、美しい文字を書きたい人へ、目から鱗の一冊。
目次
第1章 そもそも筆順とは(筆順は「点画(てんかく)の組み立て順序」ではない?
楷書筆順を理解するには「点画概念」が必要である ほか)
第2章 筆順の歴史―『筆順指導の手びき』に至る流れを辿る(筆順の変遷過程のイメージ;規範的筆順の歴史資料から読み取れること ほか)
第3章 筆順をどのように教えてきたか(筆順テストに意味があるのか;明治期には筆順指導の必要性への認識は共有されていた ほか)
第4章 筆順はこのように教えよう(誤解をおそれずに言いますと…;筆順指導の目的を再確認しよう ほか)
著者等紹介
松本仁志[マツモトヒトシ]
1964年生まれ。広島大学大学院教育学研究科准教授。専門は文字・書写の教育。平成20年版『小学校学習指導要領解説国語編』作成協力者。87年、千葉大学教育学部卒業。89年、同大学大学院教育学研究科国語教育専攻修了。90~95年、広島大学附属中・高等学校教諭。95年、広島大学講師。98年より現職。現在は、子どもたちの文字習得の実態を踏まえながら、これからの時代にふさわしい文字教育カリキュラムを追究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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