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内容説明
「君を放っておけない、君の友人たちが、ここにいる」フォース分裂騒動を収めたヒデオだったが、今度は“組織”にマックルが囚われてしまう!存在を失いつつある彼女を救うため、フォースの面々や鈴蘭とアクアリウム2世号へ乗り込むヒデオ。そこで待ち受けていたのは、人工精霊の生みの親であるリンデンバーグ博士と懐かしいある少女だった。彼女たちの罠にはまりノアレを失った絶望の中で、ヒデオが下したひとつの決断とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
29
今まで主体的にかかわってこなかったヒデオが初めてウィル子とエリーゼに助けを求めてまで自分の意思を貫こうとする姿は良かった。これぞ主人公。鈴蘭も初代聖魔王、魔殺商会会長としてのカリスマ性を見せてくれたし二人の主人公の輝き具合がハンパない。無事マックルを助け出せたと思ったら、そのマックルが神としての本性を曝け出す。マスラオ4巻、ミスマルカ7巻同様このどんでん返しこそが林トモアキ作品の魅力ですね。良くも悪くもヒデオを放っとく人は誰もいない。そんな彼の活躍に期待です。睡蓮にも出番あるといいね。2015/01/02
あなほりふくろう
26
一度は上手く畳んだかと思いきや。マックルはやはり古き戦神であり、ノアレはあくまでノアレだった。そして鈴蘭「主人公は君だ」の通り、きっと最初からこれはヒデオの物語だった。チカラを持つものが否応なしに背負う責任、ヒデオが一度は出した答えにノアレが現実を突き付ける。どれだけ追い込むんだよと心配になるが、きっとヒデオなら誰もが納得する振る舞いをしてくれるに違いない。クライマックスを待ちたい。ひとつ、p99の総帥カット、なんだかおむねがあるように見えるんですが、まさか偽……おや誰かk2014/08/03
なめねこ
19
ウィル子とエリーゼが出てきた所はもう、すっげー興奮した!!やっぱり、やる気だしたヒデオはかっこよすぎるぜ!!まさか、アカネがあの立場で出てくるのか~。マスラヲ四巻を彷彿させる引き。銃の精霊として役割を全うしようとするマックル、敵を生かしたことで招いた現実にチカラを持つものとして立ち向かわなければならないヒデオ、そして、ヒデオを揺さぶり戦わせようとするノアレ。次巻の期待値が上がりすぎてヤバイw2014/08/02
水無月冬弥
17
林トモアキ先生の #ラノベ 前作同様、持ち上げてからの、超絶落としっぷりだった。さあ、ヒデオは何を選ぶのだろうか 2015/03/09
死屍発苦
17
はい、恒例の最終巻前の大どんでん返しです。まさかあそこでくるとか度肝抜かれて、ちょっと茫然です。 どっちかっていうと明るい作風のくせに世界観が超重いんだよなあ。 というわけで次巻が既に気になって仕方ない。 ヒデオは一体どんな答えを出すんだろうか。2014/08/01