出版社内容情報
鳥人間コンテストに青春をかける大学生たちの“空飛ぶ”青春小説!!「きっと世界で一番、わたしは飛びたいと願っている」ひょんなことから人力飛行機サークルに入部した大学一年生・ゆきな。エンジョイ&ラブリィな学生生活を送るはずが、いつしかパイロットとして鳥人間コンテストの出場をめざすことに。個性豊かな仲間と過ごす日々には、たった一度のフライトにつながる、かけがえのない青春が詰まっていた。年に一度の大会で、ゆきなが見る景色とは――。恋愛小説の旗手が贈る、傑作青春小説。
中村 航[ナカムラ コウ]
著・文・その他
内容説明
ひょんなことから人力飛行機サークルに入部した大学1年生・ゆきな。エンジョイ&ラブリィな学生生活を送るはずが、いつしかパイロットとして鳥人間コンテストの出場をめざすことに。個性豊かな仲間と過ごす日々には、たった1度のフライトにつながる、かけがえのない青春が詰まっていた。年に1度の大会で、ゆきなが見る景色とは―。恋愛小説の旗手が贈る、傑作青春小説。
著者等紹介
中村航[ナカムラコウ]
1969年岐阜県生まれ。芝浦工業大学卒。2002年、「リレキショ」で文藝賞を受賞しデビュー。04年『ぐるぐるまわるすべり台』で第26回野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
110
2018年246冊め。たまたまテレビで放映されているとみてしまう鳥人間コンテスト。青春エンタメであり爽やかさや泥臭さがある。登場人物がみんないいこであり、もう少し毒を持った人間がいてもいいのではないかと思った。2018/07/01
りゅう☆
103
工業大学で鳥人間コンテストに参加するサークルに入ったゆきな。純白の翼を左右に広げた人力飛行機に魅せられ徹夜なんて当たり前、1年に1度の本番に懸けるサークルメンバー達の熱き思いはスゴイ。ゆきなは坂場先輩と圭のいるパイロット班に所属。しかしものすごいハードトレーニング。空を飛びたいと思えるようになり、みんなとの想いが一丸となれたからこそこ成せる運動量に食事制限。第三者的感覚だったゆきなが『T.S.L.』メンバーとして欠かせない存在になっていく過程がいい。そして空の上での「ぎゃふん」に笑えた。坂場先輩ファイト!2017/12/24
ゴンゾウ@新潮部
101
鳥人間コンテストに魅了された大学生達の青春小説。題材としてはとても良いと思います。熱い展開を期待していましたが、大きな盛り上がりもなく終わってしまった。もっとぶつかりあったりしてもいいと思いますが。 【カドフェス 2017】2018/05/11
おかむー
92
冒頭の時点ではどこに向かうのかわからないまま物語がすすんでゆく(良い意味でね)いつもの中村航とは毛色が違って、最初から『鳥人間コンテスト』というゴール地点がみえる形の物語。でも言葉遊びや会話のテンポは中村航らしくて違和感なし。『たいへんよくできました』。100名に及ぶ飛行機サークル『T.S.L』の個性的な面々を、欲張らずパイロット班のみにフォーカスをあてることでテンポよく軽快な物語に仕上がっていて心地よい。ひとつ難をいうとおまけの漫画「Special Edition」…イメージぶち壊しだよこれ(笑)2014/07/04
さおり
70
もう何年もスルーしてた鳥人間コンテスト。今年はちゃんと見よっと!さてと、さわやかなお話でした。最近めっきりスポ根青春モノに夢中な私としては、箱根駅伝のアレとか、高飛び込みのソレとかと比べて少し物足りなく思っちゃったりもしたけど、軽く読めてさわやかな風が吹いてて、悪くないですよ。中村航さん、私向きだ。また読むよ。2014/08/22