内容説明
長い旅路を経て、大切な想いを確かめ合ったフィリエルとルーンだったが、3人目の女王候補と認められたはずのフィリエルに大きな危険が近づいていた。互いに相手を守りたいと強く願い、2人は再会を誓ってそれぞれ命を賭けた旅に出る―世界の賢者・フィーリを倒すために。世界の果てを目指すルーンと、吟遊詩人の再生を試みるフィリエル。フィーリの見えざる手が迫る中、再会を果たした2人が賢者の塔で目にしたものとは!?
著者等紹介
荻原規子[オギワラノリコ]
東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』(福武書店)でデビュー。2006年、『風神秘抄』(徳間書店)で、第53回産経児童出版文化賞・JR賞、第46回日本児童文学者協会賞、第55回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
69
完結編です。長い道でしたが、フィリエルとルーンはお互いの大切な想いを確認しあったようです。ただ、世界の賢者であるフィーリの見えざる手を振り払うためにそれぞれ旅に出るのが、愛し合っているが故に切なさすら感じさせます。再会を誓い、それを信じる想いがあるにしても。最後の2人の幸せそうな様子にはほっこりしました。感情を色々揺さぶられるシリーズが読めてよかったです。2018/10/07
ほのぼの
41
外伝パート3。本編の完結5巻の物語の後日談。つまりはコレが正真正銘の最終話。7巻はアデイル編なので飛ばして先に8巻を読んだ。だってフィリエルのその後が早く知りたいじゃない!順番抜かししてまで読んだ最終巻。ラスボスは意外なモノだった。え〜〜〜ッ。そのうえ肝心の王位継承については…。なにかと意表を突く最終巻だった。主人公フィリエルに魅了されたシリーズ。彼女のすべてが愛おしく、名残惜しい気持ちで読み終えた。あっ、まだ7巻が残ってるか!?2024/11/16
佐島楓
30
解かれないままの謎がいくつかあるのは残念ですが、フィリエルとルーンはお互いがいればいいのかな。このまま、幸せに暮らしていってほしいです。2015/02/25
カピバラ
26
これで終わりかー。寂しいけど、面白かった(^^)バードを育てるバタバタ劇が一番面白かったー!フィーリとの対決はハラハラしたけど、ルーングッジョブ!また、フィリエルとルーンの二人の信頼している様子は見ていて微笑ましい。2015/02/03
りさ
19
とても面白く8冊読み切りました!8巻目が個人的には一番面白かったかな。まだまだ続いていく感じがいいなぁと思いました。余韻がね、いいよね。続刊が叶うなら、レアンドラサイドのお話を読んでみたいです。2019/03/07