出版社内容情報
タイ在住20年のライターが綴るタイ社会/タイ人のリアル。旅行先や移住先として人気のタイだが、その実情はどのようなものか。家族も仕事もタイに根差してきたからわかるタイ人の本質とは。日常の小話から政治経済の情勢まで、あらゆる角度からタイ社会の実相に迫る。「格差の根源」「信心深さの背景」「保守層の強さ」「微笑の裏側
」など光文社新書noteでの連載から特に反響の大きかった回を中心に、書き下ろしも加えて書籍化。
内容説明
気候が穏やかで、微笑みの絶えない国。経済発展が続き、昼夜ともに刺激にあふれた街―。そんな風に捉えるだけでは、タイのことを十分には理解できない。タイ人の微笑みにも、タイという国の成長にも、一筋縄ではいかぬ「裏の顔」がある。経済格差・階級社会・利己主義・信仰心・愛国心・賄賂・権力欲・政治不信…。それでも、いや、そういう面があるからこそ、タイはますますおもしろいのだ。タイで働き、タイ語を話し、タイ人と結婚して家庭を持つ著者だからこそ伝えられる、ほんとうのタイとタイ人の姿がここに。
目次
微笑みに隠されたタイ人の本心
日本なんて子どもレベルなタイの人間関係
所得水準が人間の価値を意味するタイ
「内」と「外」をシビアに区別するやさしいタイ人気質
若い世代にとっては生きづらくなりつつあるタイ
タイと日本の友好関係は愛憎の泥沼劇場のよう
タイのアンタッチャブルは貧困層ではなく…
問題児だけどタイのよさを持つローソサエティー
出る杭は打たずに破壊するのがタイ式
現代タイ人の日本人観が実はあまりよくない現実
タイ人と働くということはタイ人に自分の心を開くこと
タイは間違いなくこれからも発展していく国
著者等紹介
〓田胤臣[タカダタネオミ]
1977年5月24日生まれ。ライター。2002年からタイ在住。妻はタイ人。渋谷のタイ料理店でバイト経験があり、タイ料理も少し詳しい。ガパオライスが日本で人気だが、ガパオのチャーハン版「ガパオ・クルックカーオ」をいろいろなところで薦めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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