角川ビーンズ文庫
臨床犯罪学者・火村英生の推理―密室の研究

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041010693
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

この作品たちを一冊で読めるなんて!! 奇跡の作品集登場!!

「人喰いの滝」と呼ばれる滝の側で、一人の男が死んだ。推理作家の有栖川有栖と、天才犯罪学者の火村英生は、雪深い現場へと向かうが……。怖くて華麗、切なくて美しい、魅力溢れる密室が満載の傑作作品集。

内容説明

推理作家の有栖川有栖と、クールな天才犯罪学者・火村英生。学生時代からの盟友である彼らには、常に難事件が寄ってくる。たとえば、人を招く魔性の滝で起きた殺人事件。死の滝目指して突き進む足跡に隠された真実とは…(「人喰いの滝」)。ほか今世紀最高に冴えてる名探偵・火村英生が、怖くて華麗、切なくて美しい、ミステリーの華「密室」を解き明かす!著者・有栖川有栖厳選、名作がコラボした、奇跡の密室アンソロジー!!

著者等紹介

有栖川有栖[アリスガワアリス]
大阪府出身。同志社大学法学部卒。1989年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながら創作活動を行い、94年作家専業となる。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yu

73
短編集。 いくつかは既読。「蝶々がはばたく」がよかったかな。 安心して読めるシリーズ。やっぱり、ドラマはキャストが失敗だったなぁ。2016/04/25

藤月はな(灯れ松明の火)

59
朝イチで書店で買いに行き、届いた本を荷解き中の書店員さんを急かせて購入w書店員さん、ありがとうございました><今回は刊行順番でも国名シリーズでもない「密室」がテーマのアンソロジー。しかし、有栖川有栖の密室作品と言えば『スウェーデン館』や『マレー鉄道』とかの長編しか思い出せなかったので目次を見てやっと納得。『シャイロックの密室』は『アポロンのナイフ』に通じるように感じました。『雪華亭殺人事件』は何度、読んでも遣る瀬無い・・・。そして〆の『あるいは四風荘殺人事件』のオチには爆笑。読了後は友達に速攻、貸しました2013/10/31

ぽぽ♪

47
密室ばかり集めた短編集。出版社関係なく読めるなんて、ある意味贅沢だなぁ。「蝶々がはばたく」がお気に入り。時代が古くても、さほど時代を感じないのが凄い。2016/03/27

Moemi

30
火村英生シリーズ、角川ビーンズ文庫オリジナルの短編集です。サブタイトルの通り、密室ものを扱ったお話ばかりで構成されています。密室と一口に言っても設定は様々で、途中で飽きることもなく、最後まで一気に読めました。一緒に温泉旅行にまで行く火村と有栖川に吹き出してしまいながらも、最後はしんみりと締められた「蝶々がはばたく」が好きです。2016/02/16

みや

29
火村シリーズの密室もの6編を集めた短編集。全部読んだことがあるのに、全然トリックを覚えてなかったから新たな気持ちで読めた。火村先生が助教授から准教授に変わったり、携帯が出てきたりで時代の流れを感じて感慨深いものがある。この中で印象的なのは【蝶々がはばたく】。挿し絵があるとまた違った面白さがある。2014/03/01

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