内容説明
善意はしばしば有害であり熱意は非常に危険である。さらに正義はもっと危険。親の援助において、母子保健に携わる保健師に著者が伝えたいことを凝縮した一冊。
目次
児童虐待を予防するための母子保健
家族機能不全と保健師活動
虐待を予防する援助関係と保健師の訪問
事例紹介 国分寺市の母子保健の取り組み 虐待予防の3つの視点に基づく母子保健事業
虐待ハイリスクの親を支援するグループ
虐待の世代間連鎖を予防する保健師活動
「このままの私でやっていく」ことを支える保健師活動
母子保健の虐待予防における援助関係形成に求められるもの
新型コロナウイルス問題下での虐待予防「取り締まり」か「援助」か
子どもの虐待予防と母子・精神保健
子どもの虐待死亡を防ぐ保健師活動
虐待予防の「いま」と「これから」
著者等紹介
鷲山拓男[ワシヤマタクオ]
1990年東京医科歯科大学医学部医学科卒。1994年より練馬区保健所嘱託医精神科医、1999年より社会福祉法人子どもの虐待防止センター評議員、2004年より練馬区児童虐待防止マニュアル監修・要保護児童対策地域協議会代表者会議委員、とよたまこころの診療所長。2013年より日本子ども虐待防止学会代議員、2017年より2019年、2021年より日本子ども虐待防止学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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