出版社内容情報
多摩川土手に立つ長屋で、老人の死体が発見される。無縁死かと思われた被害者だったが、一千万円以上の預金を残していた。生前残していた写真を手がかりに、十津川警部が事件の真実に迫る。長編ミステリ。
内容説明
多摩川土手近くに立つ長屋で、老人の扼殺死体が発見された。殺された老人は、自ら世間との接触を断ち、ホームレスのような生活をしていたにもかかわらず、1000万円以上の預金を残していた。被害者が生前、知り合いに見せた写真の記憶を手がかりに、十津川警部は彼の故郷である岩手県遠野の先にある廃村を訪れる。孤独な老人の“無縁死”かと思われた事件だが、予想外の展開を見せる。十津川警部シリーズ、長編ミステリー。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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