富士見Ｌ文庫 附子の弁舌

沼矛 トモ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2021/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 273p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040739106
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

＼オーバー30歳主人公コンテスト特別賞受賞作／

【約500作の中から受賞！　理不尽を毒舌＆法律知識でぶったぎる痛快劇、開幕！】

　俺、貝谷［かいたに］は美容師（まぁ、雰囲気イケメンだ）。そしてコイツは馬場添泉［ばばぞえいずみ］。よろしくない容姿と異常に口の悪いのが特徴の弁護士。嫌味を言う時に一番いきいきする女。
　同窓会での再会をキッカケに、なぜか俺は不倫や虐待事件のいざこざに巻き込まれ、そのたび馬場添が毒舌と法律知識を武器に無双する！「武器［のうりょく］がない奴なんて、私みたいな賢いババアに踏まれてお終いよ！　だから武器を磨いて。今は私に任せなさい」俺はお前が苦手だが、お前はすげぇよ、馬場添。
　現代の理不尽をぶったぎる痛快劇、ここに開幕！

内容説明

俺、貝谷は美容師（まぁ雰囲気イケメンだ）。そしてコイツは馬場添泉。よろしくない容姿と異常に口が悪いのが特徴の弁護士。嫌味を言う時が一番いきいきする女。同窓会での再会をキッカケに、なぜか俺は不倫や虐待事件のいざこざに巻き込まれ、そのたび馬場添が毒舌と法律知識を武器に無双する！「武器がない奴なんて、私みたいな賢いババアに踏まれてお終いよ！だから武器を磨いて。今は私に任せなさい」俺はお前が苦手だが、お前はすげぇよ馬場添。現代の理不尽をぶったぎる痛快劇、ここに開幕！約５００作品の中から受賞した期待作、刊行！オーバー３０歳主人公コンテスト特別賞受賞作。

著者等紹介

沼矛トモ［ヌボコトモ］
２０２０年、オーバー３０歳主人公コンテストで『ブスの、逆襲。』が特別賞を受賞。インパクトある登場人物たちの造形や徐々に変化していく主人公たちの様子が高く評価された。『附子の弁舌』はコンテスト応募時のカクヨム掲載作品に、大幅な加筆修正を加え、改題のうえ上梓したものである（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[よっち]

美容師の貝谷が同窓会で弁護士になった因縁ある異常に口の悪い馬場添泉と再会し、貝谷の周囲で起こるトラブルを彼女が毒舌と法律知識を武器に理不尽をぶったぎる痛快劇。再会してから、なぜか不倫された同級生、結婚相手に実は子供がいた友人、離婚したいオーナー、既婚者に騙された後輩、キャバクラを辞めたい後輩の妹など、貝谷の周囲に次々と問題が発生して、そのたびに馬場添に頼らざるをえない状況に陥るのには苦笑いでしたけど、口は悪くても垣間見える依頼者のために奔走する馬場添たちの奮闘ぶりや、腐れ縁な二人の応酬も面白かったですね。

2021/03/03

[Natsumi]

小気味よい文章と話でさくさく読めました。1話目が1番痛快で盛り上がりあったのが残念。 ガリ勉が弁護士になったんじゃなく、弁護士になりたかったからガリ勉してて、夢を叶えたっていうのが良い。 タイトル通り主人公がブスブス言われてるので、地雷な人も多そう。

2021/02/01

[ごぅ。]

法律知識と女性弁護士の馬場添へのキャラ性は面白かった。後半につれてクドいと思ってしまった。展開か周りのキャラ性に変化があると好みだったのかも…

2021/07/28

[chiro]

文乃のテンションに、うわー終始これだとちょっとなーと思ったけど、文乃は途中で消える（名前だけは登場するけど）し、倉田クンの存在がいいし、法律に関しては分かりやすい。なかなか面白かったです。

2021/09/12

[RIN]

もの凄くドラマ化しそうだなーと思いながら読了。小説としての深みや奥行きは感じませんが、馬場添というキャラクターと会話のノリを活かすテンポの良い軽やかな文章が楽しかったです。途中から登場人間がどいつもこいつも他力本願過ぎてイライラしたり、細かな部分の説明を綺麗にすっ飛ばすもんで若干モヤついたりしましたが、終わり良ければ全て良しって事で納得しました。もしもドラマ化しても馬場添と貝谷とのラブロマンスという捏造だけは止めて欲しい。これはブスの連打を弾き飛ばして強かに生きる、格好良い女の話なので！そこ大事！

2021/02/09